バウニャウ犬まみれネコまみれ

犬まみれネコまみれの日常をつづったブログです。 保護活動のスタッフもしているので今までにたくさんのイヌネコを保護し育ててきました。可愛い写真を中心に紹介していきたいと思います。

日本の動物愛護法 愚痴です

こんな記事が産経新聞に掲載された;

産経新聞記事
http://www.sankei.com/affairs/news/150421/afr1504210041-n1.html

『鳥かごに猫を入れ、フンを放置するなど、劣悪な環境でペット販売を続けたとして、
東京都は21日、動物愛護法に基づき、昭島市緑町のペットショップ「パピオン熱帯魚」
(望月悦暢社長)に業務停止命令を出した。
今後1カ月間、犬猫などの販売が禁じられる。
都がペットショップに業務停止命令を出すのは初めて。

 都によると、昨年5月以降、「鳥かごに猫が入っていてかわいそう」「不潔で悪臭がする」など
都に約100件の苦情が相次ぎ、昨年度は立ち入り調査を計34回行うなどして、
改善を求めたが従わなかった。

 昨年6月の調査では、柴犬やチワワ、ペルシャなど犬猫約60匹、
インコやニワトリなどの鳥210羽などが狭い店内に押し込められ、
身動きの取れない状況にあった。また、糞尿は放置され、店内にはハエなどが飛び交っていたという。

 同店には望月社長の妻とアルバイト2人の計3人しか従業員がおらず、
ペットが売れないまま、仕入れを行うために動物の数が増え、
飼育が行き届かない状況に陥ったとみられる。
望月社長は改善しなかった理由について、都に「自分なりに一生懸命やっている」と説明したという。』

.

・・・・お気づきだろうか。
100件もの苦情、34回の立ち入り調査をしながら、ほぼ1年間
動物たちは変わらず地獄に置かれたままだったということだ。
そしてその罰則が1か月の業務停止命令。
さらに、動物たちは押収できたのだろうか?
あくまで所有物に過ぎないとされれば、こんな虐待を目の当たりにしても
取り上げることはできないのではないか、と心配だ。
なぜなら・・・

奇しくも昨日のドッグアクチュアリィの尾形聡子さんの記事に
そのことが触れられている;

   「日本と海外の動物法を徹底比較する」シンポジウムレポート(4)より抜粋


「(ドイツでは)動物が緊急性のある状況に置かれていた場合には、
同じく16条の"押収による保護"をすることができます。
いったん飼い主から動物を取り上げて、別の場所に移して保護できます。
行政が動物を押収できるようになったのは1986年のことなのですが
、これにより、緊急事態に置かれている動物の福祉はかなり向上させることができました。
ですので、この権利ができたことはものすごく大きな意味を持っていると思います。
いまの日本では動物を押収することはできません。
まず飼い主に所有権を放棄させなければならない
ということもあり、
虐待などを発見してもどうにも動けずにいる
状況にある人も少なくないのではないかと思います。


また、保管されている間は飼育者に所有権があるため、
飼育者が保管費用を負担することになりますが、
所有権を放棄したあとの費用は自治体負担になるそうです。
さらに16条では、動物虐待や不適切な飼育の改善が見られず
繰り返される場合には、許可の取り消しのみならず
飼育の禁止を言い渡すこともできるそうです。
実際に、第16条により飼育禁止あるいは押収の判決となったのは
この3年間で120件ほどあり、
この数字からもこの法律が十分に機能しているものと判断できるといいます。」



日本の動物愛護法は、形だけは先進国に合わせて改正されてきたが、
実際は効力のほとんどないざる法なのだ。
子供への虐待でさえ、強制保護隔離に踏み切れず
後手後手に回ってしまう国であれば
動物の愛護法は推して知るべし、ということだろう。

・・・保護団体が、業者倒産の後始末や多頭飼育崩壊現場に入る時、
煮え切らない弱腰対応だと批判を浴びることがよくあるのだが、
そのとおり、つまりどんなに酷い飼い方をしていても
後押ししてくれる行政の支援がなければ、動物を取り上げる強制力はない、
飼い主のご機嫌をとり、交渉しながら命を救わざるえないのだから当然である。

昔、保護団体のスタッフをしていたころ、
犬の某競技で名前の知られた女性に言われた言葉を
今でも覚えている:
「あなたたちが手助けするから、多頭飼いや業者がのうのうとのさばるのよ。
一切手を引いて、そういう動物がみんな処分されれば
問題が大きくなって世間も気が付くようになる」
確かにそうかもしれない、でも、それでは被害者である動物は
苦しんで死んで犠牲になるしか道はない、ということになる。
そういう現場を見たことも、1頭のボロボロの犬に同情をよせたこともない、
頭だけでものをとらえるひとなんだろうな、と思った。

ペットのみならず、家畜・野生動物などの法改正に尽力しながら、
動物たちへの熱い同情心を併せ持った小さな巨人、
ジャーナリスト野上ふさこさんの早すぎる死を未だに悔しく思う。



能天気な私でも、そんな愚痴が出るほど無力感にさいなまれる日もある。
(キャンディは「持ち主」のもとに帰っていったので記事は消去しました)
癒してくれるのは、なぁんも考えてない子猫’ズ
せめてお前たちは最高に幸せな猫になれ

     2015-4-22キョンキョン1

             2015-4-22パイ1

                    2015-4-22子猫1

          2015-4-21パイ1





  1. 2015/04/21(火) 10:57:12|
  2. 動物愛護
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