バウニャウ犬まみれネコまみれ

犬まみれネコまみれの日常をつづったブログです。 保護活動のスタッフもしているので今までにたくさんのイヌネコを保護し育ててきました。可愛い写真を中心に紹介していきたいと思います。

『犬の気持ちを科学する』

今日のとっておきの1枚
シーちゃんキョンキョン売り出し中の姉妹
      2015-4-11キョンキョン&シーちゃん1



ほんの気まぐれでアマゾンで購入した
「犬の気持ちを科学する」(グレゴリー・バーンズ)だが
とても面白かった。

                2015-3-22本


医学博士であり、著名な神経経済学教授である著者が
愛犬が何を考えているのか知りたい、と思い
考え付いたのが、(簡単にいえば)犬をMRIで脳スキャンする、
という実験だった・・・・・
従来の『科学的方法』であれば、実験用動物として
犬を無理やり固定するか、麻酔で眠らせてスキャンするのだが
彼は、「愛犬の心の動き」を知りたかったので
自由意志で愛犬がストレスなく実験に参加してくれることを
望んだのだ、それはとてつもなく大変な共同作業だった・・

今まで科学者の動物実験に嫌悪と拒絶反応しか
感じてこなかった私としては、こんな科学者が
いてくれて嬉しい!というのが第一印象。

聞きたくないヒトもいると思うが、
動物を使った科学の実験というと、
子猫の頭蓋骨を外して電極を取り付け電流を流し;
脳に電極を取り付けられて怯えるサルを
「科学者たち」が笑いながら突いている残酷な映像;
犬の足をハンマーで粉砕して経過を観察し、それを繰り返す;
もっと酷い残虐で、何の意味があるのか不明な実験の
動物愛護団体からの告発画像がいくつも
頭に焼き付いてしまっている。
獣医でさえ、動物実験を経験せずに医師になることが
できない現状(今は命を犠牲にしない代替実験が少しずつ
認知されかけているが)で、
彼は実験動物として売られるビーグル犬の現状に不快感を表し、
犬にも「実験に参加するかどうか自分で決める権利」が
必要だと思う、そして
動物を使った実験ではなく、動物の為の実験に
そろそろ眼を向けるべきだ、と考えている、
まっとうな愛犬家だということが序盤でわかると、
あとは著者と一緒にわくわくしながら
実験の経過を楽しめる。

実験対象がまだまだあまりにも少ないこと、
わかったことはほんの一握りだということは
あれど、この研究が進めば、犬にも人と同じような
「心の動き」があるのか?
犬はヒトをどう見ているのか?
なんてことも将来わかってくるかもしれない。
そしてそれは、犬や猫、動物の、人間社会での
地位向上につながるかもしれないとさえ思えてくる。

中に、実験中「ミラーニューロン」の活発化が
見出される箇所があるのだが、
この言葉には聞き覚えがあった。
昔は、犬には他の犬の行動を「模倣する」学習能力は
ない、と言われていた・・・もちろん、言っていたのは
学者だけで、素人愛犬家たちは、犬が先輩の行動を
マネすることなど当たり前の事実だったが・・・
それが、犬の脳のミラーニューロンの研究が進み、
「犬は他犬の動きを見ることで学習する能力がある」と
認められるようになったのだ。
その時点では「ミラーニューロン=模倣能力」くらいにしか
理解していなかったのだが、バーンズ博士は
『ミラーニューロン➡模倣➡共感 につながることを
示唆する証拠はある』 としている。
つまり、人と犬は「共感しあえる」ということが
ようやく科学的に検証されようとしているわけだ



色々な犬のしつけハウツー本が溢れていて
犬育てに迷う人々をさらに迷わせている。
未だに「アルファロール」だとか
「甘噛みは絶対に許してはいけない!
マズルを掴んでしっかりいけないっと言おう」なんて
今やなんの根拠もないことを
断定的に書いてあるものもある、らしい。
どの方法を選ぶかは、当人の決断次第だが、
それでも私は言いたい。
そんな本を買うくらいなら、ネットで最新の
犬についての科学的なアプローチの本を読んだほうが
ず~っと参考になると思う。
犬と人の歴史、動物行動学からみた犬という動物について、等など。
そういう基本となることが理解できれば、あとは
一緒に生活していく中で関係は培われていくものだ。
何故なら、異種でありながら人と犬は共感しあえる
稀有な間柄なのだから。




・・・以前言及した、ダーウィンの「人及び動物の表情について」
届いたのはいいが、「復刊」版だったので、
旧仮名遣い、旧文語体で、読む気力がないまま
机の上に放ってある。
昔はこんなの平気ですらすら読めたはずなのに・・・

            2015-4-11ダーウィン2

                2015-4-11ダーウィン1





2015-4-10多摩川1

     2015-4-10多摩川2
                タンポポイーター サム
               2015-4-10多摩川3

2015-4-10多摩川4

2015-4-12多摩川1

                 2015-4-12多摩川2

               2015-4-12多摩川3
  1. 2015/04/12(日) 09:53:56|
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