バウニャウ犬まみれネコまみれ

犬まみれネコまみれの日常をつづったブログです。 保護活動のスタッフもしているので今までにたくさんのイヌネコを保護し育ててきました。可愛い写真を中心に紹介していきたいと思います。

犬の世界にも異文化の壁がある?

日曜日の多摩川
2015-2-15多摩川4

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最近顔馴染みになったHちゃん,
保護犬出身で、メナほどではないが、
多少の警戒心があり、ようやく
手からおやつを食べてくれるようになった。
さらに今日はなんと、メナの誘いに乗って
ママさんと一緒に川辺のお散歩に同行してくれた♡
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かつて会ったこういった長毛タイプの中型雑種の犬は
みな、なんというか、自信があって、威厳があり、
魅力的だった。
東京の公園での犬仲間の1頭、ちょび
どっしりしていて、ボス的な存在だった
          image8.jpg
     
レスキューした保護犬ルディ
いつでも飄々として機嫌のよいオスだった
          rudy1.jpg




雑種といっても、柴犬の血が濃い犬とか
特定の犬種の特徴が強く出ている犬ではなく、
よ~く混ざった、『生粋の雑種』は
たいていは安定していて
バランスがいい性格の子が多い。
私個人の好みからいえば、
毛深い、古風なチャウチャウみたいな
中型犬は特に、いかにも犬らしい犬、
といった性質を保持しているようにみえる、
長毛と性格の遺伝的な関連が、もしかしたら
あるかもしれないと思う。

だが、一方で、こういった犬たちは
犬としての作法?というか、古式ゆかしい
マナーを守る傾向があるように見える。
対人でも対犬でも、親しくなるのに手順があり、
時間をかけるというわけだ。
メナは短毛だが出自正しい雑種で、
メナとサムを見比べていると、
人への接し方も、他犬への接し方も
かなり違いがあることが見えてくる。

例えば、見知らぬ犬が100m先に現れたとしたら、
メナは、すぐに鼻を高く上げて匂いから
情報を得ようとする;
50mくらいに近づくと、地面の匂い嗅ぎに熱中している風にみせる;
つまり視線を避け、体の横を見せて敵意のないことを知らせる;
そして近くまで来ると、ゆっくりと、直線でなく
一歩ずつ近づいて互いの匂いを嗅ぐ;
そこで好きなタイプ、互いに相手に満足すると
プレイバウして誘いをかけてみる;
関心がないならば深追いせずそのまま離れていく。
遊び方も、よほど仲のよい相手でないかぎり、
ボールなどを介さず、追いかけっこを
ちょっとして、一緒にブラブラするくらい、淡泊だ。

サムはといえば、100mくらいでは
気が付いているのかどうか疑わしい;
50mくらいになると、いきなり気が付いたように
飛び出していく;至近距離まで行って、
相手が歓迎していないと知ると急ブレーキ、
「さいなら~」と駆け戻ってくる;
   *サムの場合はどちらかというと、犬より飼い主のほうに
    興味があるようで、遊んでくれそうかどうかが
    一番気がかりなようではある

洋犬、特にレトリバー系は、煩雑な手順を省略して
「やぁやぁ、ハウドゥーユードゥ?」といきなり
陽気にハグするのが流行のようだが、
レトリバー同士ならOKでも、これを古風な犬にやると、
異文化間の軋轢が生じることになる。

片方は「なんて無礼な奴っ」と思い、
一方は「なんて片意地な奴」と思う、
私は「ハーイ♡ナイスツーミーツユッ」の歓迎も大好き、
でも会うごとに次第に心を開いていってくれる
友情も魅力、なんてのんきに言っていられるが、
世の中は、古風な礼儀を貴ぶ犬にとって
生きにくいことになってきている。
作法を重んじる犬は「不愛想」、
ちょっとでも相手を叱責・・・つまり威嚇すれば
「あの犬は噛むから危ない」なんて言われてしまう。
犬が本気で噛もうと決めたら、相手はかすり傷では
済まないのだが。

ただし、両方の礼儀作法をわきまえる犬たちもいる。
相手によって使い分けができる子たちだ。
こういう犬はたぶん、小さいうちから
色々な大人犬と知り合い、もまれて育ったために
バイリンガルになったのだろう。
これも社会化の成果といえるのではないだろうか。

だが一方で、どちらの文化も身に着けられずに育ってしまった
犬たちがいる。
つまり本当の「礼儀知らず」だ。
母親や兄弟ともほとんど接触せず、一切の社会化が
されないまま育ってしまう犬;
ショーケースにずらっと並んで売られ、
6か月になるまでは外にも出してもらえない
(本当にそんなことを飼い主にアドバイスする獣医がいるのだ)
そんな犬がどうなるかといえば、
犬を見れば「きゃぁ~!!」と悲鳴をあげるか、
「オラオラっ」犬になるか、である。
この「オラオラ」犬というのが厄介で、
ドッグランで他の犬を追いかけまわし、
しつこく匂い嗅ぎをし続け、嫌がる犬に
マウンティング(性的な意味でなくオラオラの示威行動で)を
繰り返す。
飼い主が「ウチの子はフレンドリーだから」
なんて言ってる犬の何割かはこういった犬だ。

        *こういう犬に逃げ場のないランで出会ってしまうと、悲惨なことになりかねない、
        つまり、一生懸命に犬のマナーに則ってなだめようとしても、相手は礼儀知らず、
         頼りにする飼い主も守ってくれない、となれば、
         被害にあった犬はマナーも飼い主も頼りにならない、と思うようになってしまう。
         ドッグランで他犬と遊ばせるなら(勧めないが)、相手も自分の犬も、
         体が・表情が・尾が緊張していないか、一方的に追われてばかりいないか、
         常に見ていてあげないと、しまいに愛犬に信頼されなくなってしまう。


つまりここでも、やはり何より大切なのは
幼いうちの充分な社会化だ、というわけだ。
  1. 2015/02/15(日) 18:50:29|
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