バウニャウ犬まみれネコまみれ

犬まみれネコまみれの日常をつづったブログです。 保護活動のスタッフもしているので今までにたくさんのイヌネコを保護し育ててきました。可愛い写真を中心に紹介していきたいと思います。

ボール遊びの質を考える

昨日の多摩川
2014-09-24多摩川8
                        2014-09-24多摩川7
朝露に濡れた2014-09-24多摩川1
羽根を乾かしている蝶
2014-09-24多摩川2

                 2014-9-26多摩川2
すごく可愛く撮れたので(^_^.)
          2014-9-22多摩川7






ジャッキーにボールの持来(もってこい)の才能があることは
先日も書いたのだが、
このボール遊び、犬によってはあまり
お薦めできないケースがある。
ボールやフリスビーで犬と遊ぶのは
楽しいし、犬が本来持っている能力の一部を
活用するので、反応が速く、上達も早い。
つまり、犬にもヒトにも『わかりやすいコミュニケーション』なのだ。
けれど、ボール遊びには3つのパターンがあることを
飼い主は知っているべきで、自分の愛犬が
どのパターンなのか注意してみてほしい。
パターン1:
・ボールを他の犬と一緒に追いかけたり
 取り合ったりして遊べる
・他の犬の前に行って見せびらかしたり
 わざと落としてみせたりして遊びに誘う
・ボールを持った犬を追いかけたり
 追いかけられたりする時
 走り方に遊びがある
川辺で遊ぶ犬たちの大半はこのグループに入る
  ⇒ボールは他犬とのコミュニケーションツールにすぎない
    ボール自体への執着はそれほど強くない

パターン2:
・ボールを他犬と争う時、威嚇する、咬みつこうする、
 他犬を排除しようとする
  *遊びで唸ることもあるが、注意して見れば
    本気の威嚇かどうか判別できるはず
・飼い主にボールを素直に渡す
・飼い主とはボールの取り合いで遊べる
 咥えたボールを口から取り上げることができる
 ⇒ボールを飼い主とのコミュニケーションツールとしている
  ボールへの執着は強い

パターン3:
・ボールを咥えたら飼い主に容易に渡さない
 飼い主にも唸る
 ⇒ボールへの執着が異常といえる

もうおわかりのとおり、家庭犬としては
パターン1のボール遊びが理想だ。
ボール遊びを介して、どうやったら相手に
本気の喧嘩ではないとアピールできるか、
相手の関心をどうやったらひけるか、
どうしたら相手は遊びをやめてしまうのか、
そういったルール、マナーを、身を持って
経験し学習していく良い遊びだといえる。

そしてパターン3では、あきらかに
ボール遊びは有害だ、というより
飼い主との関係改善を緊急にするべきだ。
飼い主がボールなんかよりずっと魅力的で
楽しい相手だと犬に思われなければならない。

さて、パターン2だが、ジャッキーがこのタイプにみえる。
サムたちに混じってボールを追う時、
彼ひとりがかなりマジになっていて、威嚇や空噛みで
顰蹙をかうことが多いのだ。

ボール遊びは飼い主にとって、犬との
コミュニケーションをするのにとても簡単で、
手軽なのだが、飼い主となんとかして
コミュニケーションをとりたい犬にとっても
手っ取り早いツールになる。
だが、できれば犬の世界でも上手に
社会化された犬に育てたいなら、
しばらくはボール遊びは控えたほうがいいと
私は思っている。
ボールに頼らなくても、日常のあらゆる瞬間に
コミュニケーションの機会はころがっている。
ちょっとした肯定のしぐさ、眼差しやうなづき、
野原のひとところでずっとボール遊びをするより
ゆったりとした長い散策を楽しみながら
話しかけたり、などなど。
他の犬と平和裏にすれ違うことから始めて、
やがて他の犬と上手にさりげなく接することができたら
必ず一声褒めてあげる、といった小さな積み重ねも
時間をかければ必ず 成果はでる。
ボール遊びで興奮しすぎた状態では
できないことだ。

ジャッキーは多頭飼いされていたはずなのだが、
他の犬と遊びたい、という欲求は感じられない。
常にヒトへの関心が最優先なのだ。
多頭飼いなら犬への社会化が進むか、
というとそうとは限らない、むしろ
悪環境での多頭飼いは、犬社会への
適応力を阻害するのこともあるのではないか、
という推測は、ジャッキーを見ていると
「やはり」と思えてくる。
ジャッキーのようなヒトとの絆を強く求める犬が
それをかなえられないと、唯一のコミュニケーション手段である
ボールへの執着が強まる、というわけだ。
とりあえずジャッキーには当面ボール遊びを
させ過ぎないように注意してみていようと思う。

サムとメナ、ボールは一緒に遊ぶ手段にすぎない
2014-9-26多摩川6
                  2014-9-26多摩川4

2014-9-26多摩川3

一見楽しげな画像だが、ジャッキーだけはかなりマジ                           2014-9-26多摩川5

ジャッキーのボール遊び
                         2014-9-22多摩川1
          2014-9-22多摩川2
                     2014-9-22多摩川3

            2014-09-24多摩川10
サムを威嚇して横取りしたボールを咥えたジャッキー。
そういったマナーに敏感なメナが、ちょっとムっとして
後をつけまわしている。
メナは平穏を乱すことを好まないので、
「なに、今の?ねぇねぇ、どういうこと?」と文句を
言っているのかもしれない。ちょっと目が三角になってる

2014-9-22多摩川6


*パターン1とパターン2の見分けが
 つきにくいことがままある。
 後輩犬が遊びのルールを無視したりすれば
 厳しい犬は叱ることがある、それは当然のことで
 他犬を叱責したからといってパターン2だとは 限らない、など。
 サムは散々ルールを無視して、先輩から叱責されながら
 少しずつ遊びのマナーを学んでいったし、
 この犬にはここまでやっても大丈夫、
 この先輩にはラフプレーはしないほうがいい、
 といった判断もするようになってきた。
 ヒトからはパターン1と2の区別はつきにくいかもしれないが、
 遊びの中でいくら叱責を受けても、たいていの若犬は
 それで萎縮しないし、その後もその先輩と遊ぼうとする;
 という結果から、単なる遊びの中での叱責だとわかる。
 一方で同じようにみえる威嚇や空噛みでも
 たった1回受けただけで、若い犬はその犬を
 避けるようになることから相手が本気だとわかる。
 (ただし、これもまた、若犬がある程度の社会化が
 できていて、相手のシグナルを読み取れる場合に限るのだけれど) 


 
  1. 2014/09/26(金) 22:06:58|
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