バウニャウ犬まみれネコまみれ

犬まみれネコまみれの日常をつづったブログです。 保護活動のスタッフもしているので今までにたくさんのイヌネコを保護し育ててきました。可愛い写真を中心に紹介していきたいと思います。

犬の側から見る

どうやら無事乗り越えた「ボール誤飲事故」だが、
一歩間違えれば、とんでもないことに
なりかねなかった、と猛反省。
サムとは少しずつ少しずつ信頼関係を
作ってきたが、どうやら「柔らかい小さなオモチャ」
については、永久に信頼することはできなさそうだ。
ヒトのほうが気を付けてあげなくては・・・

人間は言語というコミュニケーション手段にも
助けられて、かなり時間が経った後でも
原因と結果という因果関係を理解することができる。
でも犬はどうだろう。
サムの側から見れば、今回の事故は
どんなものだっただろうか。

まずはボールをシャリシャリ食べたことが
そのあとの一連の騒動につながっているとは
考えてはいないように思える。
泳ぎながらゆっくり咀嚼して飲み込んだ後、
岸に上がってブルブル水をはね、私に捕まるまでに
少なくとも30秒は経っている。しかも呑みこんだあと
急に気持ちが悪くなることもなかったようだ。
と、すれば、サムにとってのこの一連の
騒動はどこから始まったのだろう。
多分私がサムの喉の奥まで手を突っ込んで
吐かせようと何度かしたあたりで
仰天したのではないか。
手首まで突っ込まれてさぞ苦しく恐ろしかっただろう。
信頼していたヒトのこの蛮行は、
裏切り行為であり、暴行と受け取られてもおかしくない。
こちらは彼のためと必死であってもそれを
伝える術はない。

今わたしの手には傷ひとつない、
大型犬が本気で反撃しようとしていたら
指どころか手まで噛み切られていただろう。
苦しくて、口を閉じようともがいて
臼歯があたり、多少は痛かったが
今思えばこんな理不尽なことをされても
手を傷つけないように気を使ってくれていたのだ。
もう、その抑制力というか優しさに今更ながら
うるっときてしまいそう・・

で、である。ここでサムが学んだ可能性としては
『手には気をつけろ!』ではないか?
ヒトの手というのは、犬からすれば
実にやっかいな代物だということは
飼い主さんにいつもお話ししていることだ。
撫でたり、ご飯やおやつをあげたり、という
+のイメージと同時に、
首輪を掴まれる;リードを付けて拘束される;
(嫌な)爪切りや耳掃除される;お風呂に入れられる;
そして場合によっては「叩かれる」;
などのマイナスのイメージがある手。
飼い主は好きだけど、手はちょっと、という
犬が思いのほか多いのではないだろうか。
それが過ぎると、俗にいわれる「ハンドシャイ」
となってしまう。
教室では犬がもっている「手」に対する不信感を
飼い主さんに気づいてもらうような体験を
していただくのだが、私とサムもまた、
当分「手」への嫌悪を克服する努力を
していかなくてはならないだろう。

そして次は病院まわり、である。
1日じゅう3件の病院を回り、検査され、
嘔吐注射をされて気分が悪くなった挙句に全身麻酔・・・
犬にとって全身麻酔の経験は
どんなものなのか、理解しようがないが、
少なくとも緊張と不安に満ちた経験だろう。

それからもう一つ、車への印象。
サムが2回の手術・長期入院のあと、一時期 車に乗るのを嫌がるように
なったのは、多分病院と車とを結び付けていた為だと思う。
1年経った今でも、レディやメナのように
今でも嬉々として乗り込むことがないサム、
また楽しい経験を沢山して、車への嫌悪感を消していかなくては。


ヒトはこういった一連のできごとを
一つの事件、として総括することが
できるが、犬にとっては細部の一つ一つの経験が
鮮明に残る可能性がある。
少なくとも今回サムが
「もう二度と柔らかいボールは呑みこまない」
なんて、露ほども思ってはいないことは確かだろうなぁ・・・


誤飲事件の前日の多摩川
今日あたり、更に見事なことになっているだろう
2014-3-15多摩川4

病気も怪我もしたことがない、
無事これ名馬、のメナ
2014-3-15多摩川2
連れだってブラブラ歩く
仲のいい3頭(?)
2014-3-15多摩川1
川底のラクロスボールを探す
2014-3-15多摩川3

テーマ:犬について考える - ジャンル:ペット

  1. 2014/03/20(木) 09:43:03|
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