バウニャウ犬まみれネコまみれ

犬まみれネコまみれの日常をつづったブログです。 保護活動のスタッフもしているので今までにたくさんのイヌネコを保護し育ててきました。可愛い写真を中心に紹介していきたいと思います。

「アルファロール」

先日、「アルファロール」を実際に犬同士でやっているのを
見たことがない、と言ったけれど、実は近々で2度
経験している、それも我がサムで。

1度目は多摩川で遊んでいた時、オフリードの大人犬に
威嚇されて5か月のサムがお腹を見せた時。
それが休戦の合図にはならなかったようで
相手はさらにイライラしてサムにのしかかった。
先輩犬の飼い主さんは非常に恐縮されて、
「ウチの仔はキツくて、知らないワンちゃんが
ダメなんです」と謝られたが、
私は「こういう機会はなかなかないので
サムには良い経験をさせてもらいました」と
お礼を言った。本当ならしばらく様子を
見たかったのだけれど(本気で怪我を負わせるようには
私には見えなかったので)飼い主さんは
謝りながら愛犬を引きずって行ってしまった。

2度目は秋晴れの1日、先輩フラットや兄弟犬とご一緒する機会があった。
先輩フラットさんたちとは遊んでもらったことが
あったので、私も気が緩んでいたのだと思うが、
空き地で休憩タイムに、何がどうなったのか
一瞬のことだったが、サムが追われて
お腹を見せてころがったのだった。
その途端、兄弟犬が威嚇し、グループ全体が
殺伐としたムードになった。
多分サムがマナー違反をしたのをたしなめられたのだと
思うけれど、問題はそれより
『仰向けになったことが攻撃を止めるサインにはならず、
 余計に相手をイラつかせた』

ように見えたこと。

私はこの時、サムに一抹の不安を覚えた、
多くの先輩犬と接触する機会を失ったまま
ここまで来てしまった結果かもしれない、と思えたのだ。

2か月くらいまでの子犬が大人の犬にたしなめられて
お腹を見せるのは、「私はまだ赤ちゃんです」という
サインなのだという。
だから簡単に転がるし、大人犬も陰部の匂いを嗅いで
仕方ない、と立ち去るか我慢して付き合うか決める。
その後も大抵の子犬は何事もなかったように
すぐにまた遊び始める。
でも、4~5か月あたりから段々それだけでは通用
しなくなっていく、赤ちゃんではなく、後輩として
それなりのサインを出すことが求められてくるのだろう。
少年から青年期にかけて、
もっと繊細で小さなサイン、「ごめんなさい」や
「これは遊びです」「僕はあなたを尊重しています」
といったシグナルを覚えていかなくてはならない。
サムはその時期リハビリのために大人の犬や
兄弟との接触がほとんどできなかった。
だから子犬時のサインが、いい大人になりかけても
咄嗟に出てしまうんじゃないだろうか。
これは困ったことになりそう・・・
どうしてか、もうおわかりと思うけれど、
そういった子犬特有のサインは、
大人がやると、他の犬には奇異に映るのではないだろうか。
ムツさんの古い本に「負け犬の異常行動と、
耳障りな叫び声が群れに攻撃(排除)本能を
引き起こさせる」とあったように記憶しているが、
この「大人が簡単に仰向けになる」という行動も
相手によっては不快感、嫌悪感を引き起こすのかも。
・・・と案じていたら、先日の
「複数の犬を同時に扱うテクニック」(ヴィベケ・S・リーセ)
にも「勘違い話術」―謙虚にしていれば
ケンカに巻き込まれないなんて大間違い―  として
触れられていた!

推測だが、成犬が相手にお腹を見せて転がる、
というサインは、かないヤバイ状態、このままでは
流血の惨事になりかねない、といったレアなケースで
出される究極のシグナルなのであって、
それを他愛ないちょっとした小競り合いで
頻繁に行うのはマナー違反になる;
あるいは逆にそういった非常時用サインが
相手に『非常事態!臨戦態勢を取れ!』といった
感覚を引き起こしてしまうのではないだろうか。
どちらにしても、いちいちこんな大げさなサインを
出す犬とは遊ぶ気分も失せてしまうだろうから
サムは友達をうまく作ることができない子になってしまう
のじゃないか、と思うとちょっと憂鬱だ。
まぁ、攻撃過多になるよりはまだましかもしれないけれど・・


というわけで、飼い主が「アルファロール」を強要すれば、
そのたびに愛犬は多大なストレスにさらされ、
また、些細なこと(少なくとも犬にとっては)で
すぐにこんな究極の行動を強要する飼い主って、
とんでもなく了見の狭い独裁者として犬には
映るだろう。
・・・ただし、赤ちゃん犬(猫)を仰向けにして
顔を埋めてモフモフするのはOK!(・・・だと思うけど)
2012 8月17日ピーナッツ2


我が家のネコ’ズの食事風景
新築2か月で既にカウンターは爪痕だらけ(トホホ)
2013-5-19 食事1

テーマ:犬について考える - ジャンル:ペット

  1. 2013/05/20(月) 17:28:57|
  2. 問題行動
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