バウニャウ犬まみれネコまみれ

犬まみれネコまみれの日常をつづったブログです。 保護活動のスタッフもしているので今までにたくさんのイヌネコを保護し育ててきました。可愛い写真を中心に紹介していきたいと思います。

メナのカーミングシグナル

昨日(5/1)は天気予報が大きく外れたせいで
大変なめに会った、が!
素晴らしい経験もした、私には感動の1日だった。

当日はメナが好きなタイプのワンちゃんと
多摩湖散策の予定。
メナがノビノビと散歩を楽しめる条件のひとつに
「頼りになる落ち着いた大人の犬との同行」がある。
どんな犬とも仲良くして、などとは望んでないし、
私が一番であってほしいのは当然だけれど、
やはり犬にも気が合う仲間数頭は必要だとも
思っているので、いい子がいれば
今日のようにたとえ2時間かかっても押しかける。

でも、待ち合わせ場所で落ち合った瞬間から
小型犬のKちゃんがメナにガン吠え、近づけたら
勢いで咬みつきそうなくらい興奮マックスだ。
知人は保護犬を2頭飼っているのだけれど、
メナのお友達にお願いしたいのはもう一頭の
Rちゃんのほう。ミックスの大型犬の男の子で
何度か会って、その落ち着いた動じない性格に
すっかり魅せられた。
レオン2012 51 1

一方どの犬にも、時にはヒトにも興奮して
吠えかかるKちゃんは正反対の
社会性のない、メナが苦手とするタイプ、
メナは萎縮してしまうのだ。
まぁ、ついでにKちゃんの様子もみてほしいと言われていたので
3頭で多摩湖周辺の散歩をすることにした。

このKちゃん、20分ほど歩いてみても
ず~っとメナに向かってこようとリードは引っ張りっぱなし、
吠えっぱなしで興奮しまくり。
テーブルとイスがあったので少し休もうということで、
まず吠えまくるKちゃんをテーブルに繫いでもらい
(飼い主がリードを持っていることも吠えの強化に
つながるケースもあるので)
メナはとりあえずパニックにはなっていないようなので
Kと距離を空けて、リードを落としてフリーにしてみた。
Rちゃんはすっかり寛いで横になっている。
私はメナがこの煩いKに、我慢できなくなって
帰ろうとしないか、それとなく見ていた。

すると・・・メナが自分からテーブルの下にいる
Kの傍に近づいていったのだ。
あまりにも静かでさりげなかったので、
制止しそこねてしまった。
固唾をのんでテーブル下を見守ると、
メナはびっくりして更に吠えまくるKの目の前で
背中を向けて座ったのだ。

鳥肌がたつ、とはこういうことか、と思う。
テゥーリッド・ルーガスの愛犬ヴェスラが
したとおりのことを目の前でメナがやってみせている!!

Kちゃんも突然のことにびっくりしたらしいが
気を取り直してメナの前にまわりこんで
再び吠えだした。メナが顔を大きくそむける;
あぁ、これも本のとおりだわ・・・
この後もKちゃん、しばらく吠え続けていたが、
段々興奮が低くなり、吠えも間隔があいて、
最後は自分から離れていった。
あまりのことに茫然としていたため
肝心の前半を取り損ねたが、Kちゃんが落ち着きだした
後半をかろうじてビデオに収めることができた。




断っておくけれど、私はこんなこと全然
期待などしていなかった。
メナが一切を自分で考えて行動したのだ。
そして私がもっとも感動したのは
メナが小刻みに震えながらこうした行為を
自分からやってのけたことだ。
ありったけの勇気を振り絞って自分で
考えて行動した、そのことに、もう
泣きそうになった。
抱きしめてキスしたいくらいに気持ちは
高ぶったけれど、なんとか自制して
静かに「すごいねぇ、メナ」と声をかけるにとどめた。

そして・・・その直後からKちゃんはメナに
よりそって歩くようになった。
途中で身体がぶつかってもギャンともいわない、
一切吠えなくなったのだ。
Kちゃんが今までどんな理由で他犬に
吠えまくっていたのかは色々考えられるが、
少なくともメナの精一杯のシグナルを
受け止めるだけの度量があったことは確かだろう。
コクランと2012 51 2


で、そのまま終われば最高だったけど、
突然の集中豪雨に見舞われて2人と3頭は
全身ずぶ濡れに、トホホな状態だけれど、
せっかくの邂逅をみじめな気分で
終わらせたくなかったので、
敢えて(もうやけくそで)楽しい~、
どしゃぶりって最高に面白いネ!という
演出をしてみた。
ヒトがみじめな気持になれば、犬も敏感に察知する、
では反対に大雨を面白がるヒトの気分は
伝染するかしらん、と思ったのだ。
結果は、メナとRちゃんは「アホかいな」と
いった態度、反対に興奮しやすいKちゃんが
結構楽しそうに応じてくれたんである。
やけくそまで伝染してか、泥水の溢れた側溝に
自ら入り込んでびちゃびちゃしたり
(まるで幼稚園児が水たまりに入るように)。
それぞれどの子にもいいとこあるもんだワ。
Kはヒトの感情に共感しやすいタイプなのね。

途中で公衆トイレに駆け込んで雨宿り、
レオンと2012 51 2

雨がだいぶ収まってから駐車場にもどって
予備のタオルで犬たちの身体を拭く。
私の車は犬仕様で,汚れてもOKなので
小型犬のKちゃんを抱きかかえて車中で
タオルでごしごし、顔を包み込んで
楽しかったね、と言ったら
彼も笑顔で確かに「うん!」と言った(様な気がする)。
一方のR君のほうは、車が大の苦手ということで
外でタオルで拭かれていたのに、
車中でKがごしごしされながらおやつの茹でた肉を
食べているのを見て、自ら乗り込んできた。
知人はRが自分から車に乗ったことに
驚いていたけど、狭い車の中で
ぎゅうぎゅうしながら食べたり
ごしごししたりという経験も楽しいもの。
なんだか遊び仲間になれたような気がする。

ヒトもそうだけれど、犬も、最後に
「あぁ、楽しかった」とか「面白かった!」と
いう記憶と結びついた経験は長く脳に残りやすい。
学習でも、そういった終わり方ができるように
ヒトがもっていってあげられればいいなと思う。
Kちゃん、Rちゃん、また遊んでね
(今度は晴れた日にね)。
・・・私は風邪ひいたかも・・

テーマ:犬との生活 - ジャンル:ペット

  1. 2012/05/02(水) 02:45:11|
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