バウニャウ犬まみれネコまみれ

犬まみれネコまみれの日常をつづったブログです。 保護活動のスタッフもしているので今までにたくさんのイヌネコを保護し育ててきました。可愛い写真を中心に紹介していきたいと思います。

犬とヒトとの歴史  浪漫

パルは、もう引き返せない道程に
向かおうとしているようだ。
食事を無理強いするのは止めて、
暖かくしてそっと見つめるだけ。
レディの時とは違い、パルは
心の準備をするだけの時間を
くれた、落ち着いて見送る覚悟はできている。
パル子猫時


レディが亡くなった後、私は
自分で気が付かないうちに
俗にいうペットロスになっていたらしい。
1年以上も続いたのかも・・
毎日朝から晩まで一緒にいて
身体の大きな相棒だった存在の喪失は、
どんな人間にも打撃になるものだ。
よく言われる「何故神様は犬の(猫の)
寿命をこんなに短く創られたのだろう?」
という嘆き。 きっと人間と犬とが
これほどのパートナーになるとは
お考えになっていなかったのさ、というのが
応酬だった。

犬が人とこんな関係を持つようになったのは
1万年~1万5千年くらい前、というのが今の所
定説になっている。
住居跡からの化石、DNAに見るオオカミと犬の類似点
など、確かなところはそのくらい前にはもう
犬は人間と一緒にいた、ということ。


ところが、テンプル・グランディンの動物感覚の最後に
面白い仮説が登場してくる。
10万年以上前に、すでに犬はオオカミから分離して
いた(これは既に公式な研究結果として公表されている)。
人間とはそのころ出会い、まだ直立猿人から
進化したばかりのホモサピエンスと犬は
今以上に対等な関係で共生を始めたのではないか、
というもの。
さらに、ヒトは犬の複雑な社会構造、友情、縄張り意識、集団行動
などを犬から学んだのでは?(霊長類にはみられないもの)
という。
そこで思い出したのは、ムツゴロウさんの「犬はどこから
・・・そしてここへ」の一節。
犬と人間の関係は、「共生」から始まったというのだが、
やはり10数億年前にそれは始まったのではないかと言っている、
同じ推理だ。

もう一つ思い出したことがある、
10年近く以前のことになるが、アニマルプラネット?だったか
ケーブルTVで、新進気鋭の動物学者が
唱える新説が紹介されていた。
それは、犬は10億年以上前に、自ら人間と
共生する道を選び、「犬との共生関係」を結んだことで、
ホモサピエンスは同時期に生息していたネアンデルタール人や
他の原人が絶滅していく中生き残ったのだ、というもの。
(他の原人は犬との共生の跡が今の所みられない)
また、頭骨や喉の構造などの違いもあっただろうが、
犬がいたことで、時間的ゆとりを得ることができた
ホモサピエンスは、「言葉」を作り出し、
コミュニケーション、そして文化の飛躍を遂げることができた、
という説だった。
つまり、「犬が今の人類を創った」という
・・・・当時ちょっとは話題になったけれど、
所詮はあざとい変わり者の珍説というとらえられ方しか
されなかったようだ。
私も、ロマンがあっていいなぁ、という程度の感想。
それが今、消え去らずにこうして
残っている、それどころかいつの日か
証明されるかもしれないなんて、ドキドキする。

45.jpg

犬を巡る研究は日々進んでいて、昨日までは思いも
つかなかったようなことが判明している
(または判明したと思われている)。
もしかしたら、犬とヒトとの歴史も早晩
大きく書き換えられるかも・・・ロマンだ。

*犬との関係がもしもそれほど長いものだとしたら
 疑問がひとつ・・・なぜいまだにこうも多産なのだろう?
 犬の誕生早期では、ヒトと生きることで
 食糧の確保や縄張りなどの心配がなくなり、
 年1回の発情から2回に、そしてたくさん産んで
 繁栄する、という本能が働いたかもしれないけれど、
 これだけ長い歴史の中で、無駄に多く生むという
 システムは、そろそろ改善されてもいいころだろう。
 霊長類のように1~2頭を生んで、丁寧に育てる、
 というように進化しないのはなぜ?
 そうすれば毎日「処分」される命も減るかもしれない。
 それとも世界的に見ていまだに犬の大多数を
 占めるビレッジドッグにとっては
 産める時にたくさん産んで、淘汰で生き残った
 強い犬が残る、という自然の法則が生きているのかしら? 
  1. 2012/04/09(月) 22:29:04|
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