アリーはベッドの上で寝ることはNG、
我が家の方針・・というわけではなくて
猫と一番古株のメナだけでベッドは満員だから、というだけ。
ただ、昼間ヒトが使っていない時は自由なので
気が付くとアリーがベッドで寝てたりする。
成犬を迎える、成猫を迎えるのがまだまだ普及していない背景には
子犬や子猫のように懐かないのではないか、という不安が
あるからだろう。
確かに、個体によってはヒトとの関係が希薄なまま成長してしまった子もいるし、
酷い目に会い続けて、もう人間を信用していない子もいる。
だが、ほとんどの犬は、ヒトを信頼したがっている、愛したがっていると
私は思っている。
犬は何万年も(10万年以上という説も)かけてヒトと共生進化してきた特殊な生き物で
生まれながらにヒトと共に生きる適正があるのだ。
さらに子犬の頃ヒトと暮らした経験がある場合は
ヒトとの絆を求めるように育っているので
成犬からでも充分に深い絆を作ることが可能だ。
また、大人の犬ではその性格や生活習慣などを事前にチェックできるので
自分と相性が良い犬を選ぶことができると言われている。
*実は私は事前にわかることは最低限ヒトへの嫌悪、攻撃性がないか、くらいだと
思っている、本来の性格は預かりボラの元である程度リハビリしないと
現れてこないことが多いのだ。
というわけで、成犬を迎えようかと考えてくださっている方がたに
保護犬の迎え方、懐かせ方のとっておき、をお伝えしたい。
それは、最初の数日間、とにかく穏やかに、優しく、決して叱ったりせず
嫌がること、怖がることをしないで、微笑みながら一緒の空間で過ごしてあげることだ。
たったこれだけ?・・・そう、それだけ。
粗相しても黙って片付ける:緊急でケージに入ってもらいたいときは
ご飯やおやつ、おもちゃをケージに入れて寝心地のいいベッドを整えて入ってもらう
・・間違ってもこの期間に首輪を掴んでひきずって入れるなんてことをしてはいけないし
爪切り、足拭きもしない:お風呂も病院もNG。
ケージで寝かせるなら、傍で添い寝してあげる;
犬が自分から傍に寄ってきたら優しく愛撫してやる;など。
その期間は犬によって違ってくる、以前難しい犬(ヒトを噛んだ、他犬への攻撃傾向があるなど)
ばかり預かっていたころは、半年かかった子もいた。
だが、例えばアリーのような「ヒトとの絆を求めている攻撃性のない犬」であれば
1週間もあれば大丈夫だと思う。
つまり、犬から見たあなたの第一印象を素晴らしいものにすることが重要なのだ。
この最初のコンタクトで犬の心を掴んでしまえれば後はもう楽だということ。
たったこれだけであなたのことを愛してくれる伴侶となる、
どうですか?成犬を迎えるのってそんなに難しいことではないですよ。
*こんなことを言ってますが、実は我が家では保護犬を預かった当日から
たった一つだけ守ってもらう ルールがあります。「ネコにかまうな」です(#^^#)
14日早朝
この暑さに、サリーまで悪ガキアリーたちにつられて川に入ってしまったの
びしょ濡れサリー
- 2017/07/14(金) 21:14:57|
- アリー預かり日記
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