12年前、まだ東京の団体スタッフをしていた頃
保護した子犬、あん。
母犬と一緒にセンターに収容されたまだ2か月前の赤ちゃんだった。
母犬は子犬を抱えて神経質になっていたが、
あんはお母さんに守られて、天真爛漫、ハッピーな性格で
センターでも人気だった。
お母さん犬とあん
そのころウチにはレディと、保護預かり犬のアーサーがいて、
気性の強いアーサー(レディ以外の犬に過剰反応する)が、
子犬を受け入れるだろうかと案じたのだが、
なんのことはない、アーサーがあんの子守をしてくれたのだった。
あんに噛みつかれても踏まれても、されるがままのアーサー。
このコンビから私は「正常な大人の犬は子犬に寛容だ」という
単純な真理を学んだ。
あんは暖かい家族に迎えられて、その後も2~3度会うことができた。
最後に会ったのはレディがまだ元気だったころ、
あんパパさんに誘われて、富士山のすそ野で山菜摘みに
レディと遊びに行った、多分10年近く前だった。
その後中々会えないままだったのが、
久しぶりに連絡しあい、昨日多摩川で会おうということになった。
あんちゃんももう12歳、シニアの女の子はなかなかに好みが
はっきりしてくるし、ウチは騒がしいのも入れて3頭、
気が合わなかったらどうしよう・・・と心配していたのだが。
犬を会わせる時はとにかく最初が肝心だ
(慎重に、繊細に気を配ること、狭い空間で対面させないように、
お互いにあまりに長いことお尻の匂いを嗅がせず、
短時間で切り上げてすぐに一緒に歩き出すことなどなど)
挨拶もそこそこに中洲に渡って自由に歩き回る。
あんちゃん最初のうちは少し緊張して
3頭から離れてヒトの傍にいたのだが、すぐにリラックスして
いつのまにか4頭で行動しだした。
アリーがやっぱりいい仕事してくれた、
あんちゃんを遊びに誘って2頭で追いかけっこが始まった。

12歳とは思えない若々しさだね
岸にあがると、まりちゃんがいつものようにこちらに飛んできた!
あん、大丈夫か?

全然大丈夫、でした♪ あん、落ち着いてるね
あん、このおじさんがおまえを懐に入れて暖めてくれたんだよ、
少しは思い出したかい?
昔保護した子たちが次々と虹の橋を渡ってしまい、
寂しい気持ちになっていたけれど、まだまだあんは元気そう。
また近いうちに会いたいね。健康で、幸せで生きていてくれて
ありがとう♡
- 2017/05/16(火) 20:36:47|
- わが家の犬
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