バウニャウ犬まみれネコまみれ

犬まみれネコまみれの日常をつづったブログです。 保護活動のスタッフもしているので今までにたくさんのイヌネコを保護し育ててきました。可愛い写真を中心に紹介していきたいと思います。

ムツゴロウの愉快な動物図鑑

パープルちゃんの急死以来、できるだけ子犬のことを
考えすぎないようにしている。
あまりにも思い入れが強すぎ、期待しすぎると
よからぬことが起こるのではないか、と疑心暗鬼に。
そうはいっても1年も待っていたので
なかなか無心でいるのは難しい・・・


昨日はムツゴロウさんの新番組がBSでスタートした。
懐かしいムツさんも、さすがにお歳を召されたようだけど
どうかお元気で長生きしていただきたいと願う。
「ムツゴロウの愉快な動物図鑑」

ムツさんって、実はすごいヒトなんだけど、画面からでは
そういった研究者としての凄さがあまり伝わらないで
「ウヒヤァ、オ~ッよしよし」と動物をこねくり回す
変わった人物のように思われてしまっている。
現場でのムツさんの行動や言動に、画面上科学的な解説を
かぶせて流したらもっといいのに、と思う。

どうしてそう接するのか、理屈がわかれば
各自がそれぞれに工夫することができるけれど、
みんながムツさんのような覚悟、
「咬まれてもいい、殺されたってしかたない」
といった気持ちで動物に臨むことが
できるわけではないので、そっくり真似するのは
難しいだろうな、と思う。

でも、私たちもそれに近づく方法はある。
ムツさんのようにいきなりその犬の懐に
飛び込むことはできなくても、
少しずつ、毎日のほんの小さな努力を
積み重ねていくことで、
「あ、今ならこの子は私を受け入れてくれそう」と
思える瞬間がくる。
昨日まではちょっと怖くて口周りは触れなかったのが
ふと手がのびて、口の皮膚をびよーんとのばしてみたくなる、
横腹に頬を埋めてみたくなる、
触れなかった足の裏をコチコチョしてみたくなる・・・
そう、お互いが今リラックスしているかどうか、
毎日の少しずつの触れ合いの積み重ねから
わかるようになる。
その時、私たちもプチムツゴロウ?
「これで咬まれたって仕方ないサ(ワ)」という
無意識の覚悟ができているのだ。

その瞬間にいたるまでの毎日の丁寧な積み重ねを
お手伝いするのが私たちの仕事なのだと思う。

2012430犬画像1


テーマ:犬との生活 - ジャンル:ペット

  1. 2012/04/30(月) 13:14:41|
  2. 犬について
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ヨブの日

今朝早くに眼が覚めたので、
6時にメナと総持寺に散歩。
初めのうちは落ち着いて歩いていたメナだが、
後ろから来た自転車が急ブレーキをかけた途端
ビビリスイッチが入ってしまった。
いったんこうなると、パニック状態に陥って
過呼吸になり、ひたすらわが家に逃げ帰ろうと
走り出す。
・・・そうだった、家や静かな自然環境では
素晴らしい関係を築けても、ちょっとしたきっかけで
簡単にパニックになってしまう、それが
メナと私の克服すべきテーマだった。
必要以上に警戒しながら散歩するのは
犬にもストレスだし、ヒトにとっても辛い。
メナと私はまだまだ超えるべき問題が山積みなのだ。
がっかりしながら、パニくるメナの前足と
後ろ脚にリードをかけて(胸にリードをかける
ダブルリードでは制御できないほどだったので)
速度を制御しつつ帰途に。

メナパニック1

そこでまた、落胆するようなものを発見してしまった。
総持寺内門に掲げられた看板に
「衛生上の問題から、内門より中の犬の散歩を
 禁止させていただきます。
 代わりに駐車場を散歩の場として開放します」
とあった。
こんなのいつの間に??!
駐車場は全面コンクリでなんにもない、そこを
歩いて犬は楽しいだろうか。

もしかしたら犬連れの方が何か問題を起こしたのだろうか、
トイレのマナーがあまりに酷くなったとか、
それとも住持様が動物嫌いな方に代わられたのだろうか。
まさかお寺さんまでもが締め出しなんて・・・
なんだか本当に殺伐とした世の中になってしまったなぁ、
と暗い気持ちに。
犬の締め出しの次に来るのは、だいたい決まっている、
野良猫の一掃だ。
もしも次に「野良猫に餌を与えないでください」
という看板が立つようなら、私は総持寺の堕落だと思う。
お寺は、貧しい者、虐げられた者を受け入れる
仏さまの教えの場ではないか、
きれいに保つために生き物を締め出すとしたら
それは総本山の矜持を捨て、観光名所でしかなくなる時だ。
どうかそんなことにならないようにと願う。

総持寺1

重い心を抱いて帰宅、パソコンを開いて
今日の子犬たちの様子は?と楽しみに
ブログをチェックすると、
昨夜子犬のうちの1頭が亡くなったとのこと・・・
密かにわが家に来るんじゃないかと思っていた
パープルだ。
ウチではショーやブリーディングの予定がないので
目立たない男の子だったパープルちゃんあたりが
紹介されるんじゃないかと目をつけていた子が
急死したのだった。

毎日世界中で、子犬が沢山処分されている;
愛護センターで、河原に捨て去られて・・
パピーミルでは悲惨な状況でただの商品として
子犬たちは劣悪な環境の中生まれている。
パープルは、2年という歳月をかけて
周到にブリーディング計画され、遺伝的疾患の検査もし、
飼い主予定の人間だけでなく
たくさんのひとたちに祝福されて生まれてきた。
清潔な産室で手厚い保護を受けて、
乳母役の犬までが愛情を注いで、皆に見守られて
いたのに、犬として考えられる最善の環境に
待ち望まれて誕生したのに、何故??
これから楽しいことがいっぱい約束されて
いたのに、と思う。
ヒトの子も同じだ、生きたいと望みながら
肉親の手で殺される子がいる一方で
愛され、祝福されて生まれた子が
突然死する。
この不条理は何故起こるのだろう。

望まれない子犬1

「今日はヨブの日だ」(=災厄の日)とつぶやいてみて、
ふとヨブでよかったんだっけ?と迷いだした。
ネットで検索してみると、
とあるページに行きついた。
そこには私の知っている「ヨブ記」を遥かに
凌駕する物語が記されていた。

私はボーンクリスチャンだ、
そのことを自慢するわけではなく、
今や教会にも行かないありきたりの無宗派の輩だが、
幼いころ出会ったヨブ記は、
至極単純明快で、信仰心を試されたヨブが
悲惨な状況(子供たち全員死、財産を無くし、
不治のおぞましい病に侵される)でも
信仰を失わなかったので最後はすべてを取り戻した、
というお話。
ところが本当の旧約聖書の話は
50編にも及ぶもので、その内容も、
信仰とは、神とは一体何者なのか、といった
深淵なテーマが語られていた。
そしてヨブのこいねがった「救い」とは
財産や子孫繁栄、名誉を取り戻したことではなく、
苦しみの中求め続けた「神との対話」を
得たことにこそあった、という解釈。
何時間かかけてヨブ記を見終わって、
こんな私でも、ひと時の内省の時間を持てた。
興味のある方はこちらをどうぞ;ヨブ記
(その教会も、著者の牧師さんも
 個人的になんの接点もありません。
ただ書かれていることに感じただけです)

テーマ:日々あれこれ - ジャンル:ブログ

  1. 2012/04/28(土) 19:54:46|
  2. つれづれに
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思春期

仔犬は順調に育っている様子、
なんだか落ち着かない。
ちゃんと育てられるだろうか、
心身ともに健康に育ってくれるように
何か見落としがないか・・・
今更ながら片っ端から本を見直している。
いくら過去に多くの犬猫を育てたって、
気持ちは初めて犬を迎えるヒトとおんなじなの。

その仔とは初対面、生涯の伴侶として
私は認めてもらえるだろうか?
ドキドキしてしまう。
子犬ってホントに「あっ!」という間に
大きくなってしまうのよね。

そうそう、我が家のもう一人のお姫さま、
ハッピーも、もうそろそろ大人になりかけの
思春期? 犬はこの頃が第二の関門、
保護を求めて後をついて歩いていたのが、
外の世界に積極的に出ていこうという意欲が
湧いてきて、コミュニケーションがいっとき
乱れるお年頃なんだけど、
ハッピーにはそういった目立った変化が見られない。
猫にも思春期はある、少なくともわが家の男共は
そうだったので、あるんじゃないだろうか。

丸々した可愛らしい子供の体型から
段々ひょろひょろと不格好な体つきになる少年期、
犬や猫だけじゃない、馬もアヒルも、
そう人間だって「あんなに可愛かったのに・・」
縦にばっかり伸びて、素直じゃなくなるし。
その頃までにお互いの信頼関係ができていないと
あたふたすることになる。

のび太少年期 すでにふてぶてしい面構えだ
ノビタ石川台1
キューちゃん少年期、化け猫??本性発揮
中猫サイズ比較3
ピータンもこの頃ほっそり少年ぽくなった
ピータン大きさ

でも、ハッピーは性格も穏やかというか
おっとりだし、体型も子猫の時のままの
太っちょ寸詰まりなんだけど、
これって女の子だから?
メス猫を育てるのが初めてなので、
戸惑っている、これがオスメスの違いなんだろうか、
それともハッピーだけ?
発育不良なのでは?とちょっと不安になる。

わが家の姫、愛情をこめてチビデブスちゃんと呼ぶことも
柔らかくてムチムチしてて食べちゃいたくなる
ハッピーサイズ2

子犬から少年期にかけて、
身体も精神も大きく変化する大事な時期
中犬サイズ比較1

中犬サイズ比較2

中犬サイズ比較3

テーマ:ねこ・いぬと一緒に暮らす - ジャンル:ペット

  1. 2012/04/27(金) 11:28:16|
  2. 犬と猫について
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トレーニングって何?

昼間、飲み残しの牛乳をメナにあげようとして
ふと思いつきで、ディストラクションゲーム(障害物・誘惑)をしてみた。
牛乳の入った食器を中心にしてメナに「オイデ」、
腿を叩いて「ツイテ」で周囲を歩く、というもの。
最初は食器に行きかけたが、気を取り直して
食器の周りを一緒に歩いた、その間に猫たちが
牛乳を飲んでいたのに我慢した!
もっと小さな円にして、さらにメナを内側にして
歩いてもできる、もうびっくり。
すぐにOKをだし、おまけにチーズもご褒美にあげた。

レディのレッスンでもこういったディストラクションには
苦労したし、教室でも結構レベルの高い練習に入る、
初めのうちはリードをつけて失敗させないようにする。
メナには環境に馴れる練習以外、ほとんど何も教えていない
・・・一緒に暮らすのにビビリ以外何の問題もないから
つい怠けていて・・・それなのに何故??

犬ってすごいなぁ、と思う。
メナには基本的な2~3の事以外キューづけしていない
(=特定の言葉を行動にしっかり結びつける練習)が
多分私の出す微妙なボディシグナルやその場の状況から、
何をしたらいいのか、何を要求されているのか
判断しているのではないだろうか。
一緒に暮らしていくうちに、先日も書いたように
犬は飼い主を研究しつくし、常に寄り添おうと努力してくれる。


犬もおだてりゃ木にさえ登る?
木に登るレディ


ではなんのためにキューづけの練習なんてするの?
と一瞬思うけれど、
それは犬の負担をより軽くしてあげるために、
ヒトが手助けする、ということなんじゃないだろうか。
何も特に教えなくても犬は色々考えて行動する、
意に沿おうと努力するけど、その為に沢山のことを
考え、迷い、試行錯誤することも多い。
周囲の状況が変われば、犬にとってはさらに迷う材料が増える
(犬は細部を見るので、家の中でと知らない場所では
同じ行動が要求されていると思いつくまでに時間がかかってしまう)。
あまりに迷う材料が多すぎれば、犬は疲れ切ってしまうだろう、
あきらめてしまうかもしれない。

ヒトにこたえたいのに応えられなかった時、
犬は混乱するし、もしかしたら落胆してしまうかもしれない。
これはヒトが一方的に犬の努力に寄りかかっているから。
注意力、観察眼で劣るヒトが少しでも手伝えるとしたら、
この言葉(音、響き)はあなたのこういう行動を期待しているんだよ、
と、明確にしてあげる、迷う材料をより少なくしてあげることぐらい。
そのために、違う環境でも練習し、ディストラクションのある状況でも
練習することで、よりはっきりとヒトの言葉と犬の反応を
結びつける手助けをする、そのための共同作業だ。

でも、たまにこういったレッスンをしていく中で、
私たちは勘違いをしてしまう・・・
「なんでこんなこともできないの!」
「おまえはどうしてこんなにバカなんだ!」
なんて、つい思いつめたりなんかして。
犬は多少の個体差はあっても
ヒトよりは確実によく見ている、
混乱が生じたとしたら、そのほとんどは
ヒトの側に問題があるのだけど、
中々そうは冷静になれないもの。
家庭犬のトレーニングでこんなふうに煮詰まってしまったら、
一度何もかも止めてしまったらどうかと思う
(家庭犬のインストラクターがこんなこと言っていいの?)。
一緒に寝て、一緒に大自然の中に出て散策し、
一緒に遊び、ただ優しい言葉をかけあうだけの、
仲のいいコンビに戻るのだ。
キューなんて忘れて、優しく話しかける中で、
犬がいかにヒトに注意を向けてくれているか
実感できるまで。
20031225多摩川にて


・・・ホントは今読み漁っている本のことを
書こうと思っていたんだけれど、
また次の機会に。

テーマ:犬のいる生活 - ジャンル:ペット

  1. 2012/04/26(木) 03:04:28|
  2. 犬について
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見られてる・・

今日はセンターボラの日、
猫舎では今日から1頭ずつが
大きな2階建てのケージにお引越し、
とても嬉しい。広くなってよかったね。

わが家の猫はというと、パルがいなくなっても
あまり変わらない日常をごろごろ過ごしている。

ペットを室内飼いしている方なら思い当たるかと思う、
ふっと視線を感じて眼を向けると、
猫や犬がこちらをじっと見ている、なんてこと。
彼らは家の中では暇を持て余していて、
四六時中飼い主を監視?しているんである。
爆睡しているか、お互いに遊んでいるか、食べているか、
それ以外の時、パッと振り返ってみてほしい、
彼らが慌てて視線をそらす瞬間をとらえることができるだろう。
私たちの何倍もの時間を人間観察に向けているペットは、
飼い主の無意識の癖、日頃の行動を熟知している、
飼い主の行動の予測も可能だ。

メナは、予測してそれに合わせて行動しようとしてくれる、
犬はヒトに協力して何かしようという気概に満ちている。
で、猫はというと・・・予測しておいて、
自分の都合のいいように持っていこうとする(わが家では)。
そろそろパソコンの前に座りそうだな、ではキーボードの上に
よっこらしょ、と座り込む;
寝室に行けば、さっきまでソファで熟睡していた
はずの猫がいつのまにか先回りしていて
ベッドの上で待っている 「一緒に寝ようヨ、冬の間はね」。
外に出ても、庭の水撒きだったら、戻っても誰も
玄関にはいない(メナはいるけど)。
それなのに食べ物を買いに近所のコンビニに行って
帰ってくると猫総出で玄関でお出迎え、「何かちょうだい」と
足にまとわりついてくる・・時間も服装もあまり変わらないのに
どうして?

動物は細部を見、記憶する。
それに比べれば人間は、全体を漠然と見ているにすぎない。
しかも観察にかける時間が桁違いだとすると、
相手をよく知るということにかけて、私たちは
到底彼らに太刀打ちできない。
わが家でも彼らに操られているなぁ、と思うこと
しばしばだが、こと猫に関しては、
ウチはこれでいいんだもん!と開き直っている。
猫はひたすら可愛がって育てるべし、だ(勿論犬も)。
でも、彼らのことをもっと知りたい、理解したい
と思うなら、1日に5分でもいい、ただ
じっと彼らを観察してみよう。
ぼうっと見ているのではなく、彼らを見習って
細部までしっかり見て、記憶する;
何に関心を持ち、今どんな気持ちでいるのか、
今の行動は何を意味しているんだろう・・・
猫になったつもりでね。


ストレスのない猫は甘え上手、
猫が女性によく例えられるのもわかる気がする
キューちゃんお得意の「デコくっつけ」
どうしたらヒトがメロメロになるかわかってるみたい
キューちゃん24.21

テーブルに足を乗せた日にはわれ先にと
ご覧のようにのっかってくる。
デブ猫に、これやられるとひざの裏が痛いんだけど、
何故か限界まで我慢してしまう
ノビタ14.21


ソファ狭いからどいてよ!と言っても
聞こえないふり・・・でも、メナに関しては
巷でいわれるような支配性の表れ??とは思えない。
本や専門家の言葉をうのみにせず
まずは自分の犬をよく見て判断しよう。
犬は「みんな同じ」ではないんだから。
mena1 4.21

テーマ:猫のいる生活 - ジャンル:ペット

  1. 2012/04/24(火) 17:29:06|
  2. 犬と猫について
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純血種を買う

長く保護活動をしていると、
純血種の子犬を買う、ということに
なにがしか後ろめたい気がしてしまう。
フラットが好き、というなら
フラットのレスキューからもらえばいいのに、
何故私は子犬を欲しがるんだろう。
多分、マイフェアレディのヒギンズ教授のように、
思い通りに一から育てあげてみたいのだと思う。
レディの時にこうしてあげればよかった、
あんな対応をしなければよかった、という後悔もある。
それでも素直で明るい犬に育ってくれた、
フラットはそんな犬種だ。

いつも上機嫌の犬だった
dscf68.jpg

では今の私がもう一度子犬を育てたなら
どんな名犬になるだろう・・なんて自分でハードルをあげてるわ。
まぁ、名犬の定義というのもそれぞれ、私の場合は
性格が良くて人懐こい、何かあっても落ち着いて自分で考えて
行動できるような犬、という程度
(人命救助で表彰されるとか、競技会で優勝するなんて
期待しないで)。

将来、保護施設から犬を迎える、ということが
ポピュラーになればいいと願っている、
でも一方で純血種に思い入れのある人は
どうすればいいだろう。
パピーミール(子犬生産工場)が環の一部になっているような
ペットショップが規制されるようになれば、
いっときの気持ちで純血種を買うことができない、
自分でブリーダーを探し、交渉して迎えにいくという面倒な
手続きをしてでもほしい、という人だけが飼い主になるだろう。

勿論ブリーダーも規制を受けなければならない、
・何歳から何歳までしか繁殖に使用できない;
・出産の間隔はどのくらい;
・台雌、台雄のそれぞれの遺伝的疾患の有無、繁殖に適しているか
 どうかのチェックが必要;
・飼育現場が快適であり、高い生活水準を満たしている;
・専門的知識を持っていて、飼い主にアドバイスできる;
など、従来の「繫殖屋・犬屋」ではなく、
その犬種の専門家であり愛好家でなければならない。

そんな夢のような日がいつか来るためには、
利用者も圧力をかける責任がある。
安さで選ばないこと、自分の眼で飼育の現場を見ること、
両親の遺伝的疾患等の検査結果を要求すること、
そして犬種について自らも勉強し、
ブリーダーが本当にその犬種について専門家であるかどうか
確認すること、etc etc。

「いつでも多数子犬生まれています」
「トイプー、セントバーナード、ラブラドール、
 各種子犬そろっています」
「どこよりも格安!」・・・
そういう言葉をきくと、その裏側で苦しんでいる
犬たちの姿が見えて辛くなる。

日本にも真面目なブリーダーさんはいる、
もし純血種を希望するなら、
少し手間がかかっても、少しばかり割高になっても、
そういう所から心身ともに健康な子犬を
迎えてはどうだろう。   

ほとんどラブ、といった可愛い子犬も
保護施設で新しい家庭を待っている
maruo314.jpg
boouoo11.jpg

テーマ:犬のいる生活 - ジャンル:ペット

  1. 2012/04/21(土) 17:19:16|
  2. 犬について
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熊牧場のこと

秋田県での熊の脱走事件の映像、
あまりに酷い飼育環境に言葉もなくす。

小さいころは自分が世の中を変えられると信じていた。
いつか可哀想な人、可哀想な動物みんなを救えると思っていた。
ほとんどのヒトがそうだろうが、
成長するにつれ、いつからか身の程を知り、
自分がいかに無力か実感し、「世間」の中に埋もれていく。
ほんの一握りの人が、あきらめずに世の中を変えようと
し続ける。
私はせめてそういう人たちの邪魔にならないような存在で
ありたい、必要なときに手を挙げられる自分でいたい。

ALIVEの野上ふさこさん、
野生動物から家畜まで、動物の生存の権利保護運動を
続ける団体の代表。
小柄な身体で、物静かで派手なことを嫌う知的な女性、
幾多の困難や妨害に会いながら飄々と活動を続ける
そのエネルギーはどこからくるのだろう。

熊が哀れだけれど、自分には何ができるだろうと
考えたなら、とりあえずALIVEの会員になろう。
多くの人が集まれば、その団体はいつか国を動かす発言権を持つ。
 

  1. 2012/04/20(金) 23:24:17|
  2. 動物愛護
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昨日に引き続き、庭仕事。
いつもだったらこんな大変なこと、
根を詰めてやる人間ではないのだけど
やっぱり子犬が気持ちよく遊べるように、
と思うと頑張ってしまう。
やればできるものだ。
途中で芝生が足りなくなって買い足しにいったのだが
ネット購入したのが「野芝」、売っていたのが「高麗芝」
・・・四分の一くらい高麗が敷かれているんだけど
大丈夫なんだろうか?

芝生3


目土も一人で入れ、もう体中が痛いしだるい、
何もする気がしない・・
家人と電話で話していてそう言ったら、
迎えにきてくれたらステーキごちそうしてくれるという。
もちろんOK!
ご飯作る体力は残ってないが
ステーキのために東京まで運転する体力はあるの。


芝生の上で遊ぶメナとカポネ
kapone8.jpg

テーマ:犬との生活 - ジャンル:ペット

  1. 2012/04/19(木) 18:46:59|
  2. つれづれに
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子犬を迎える準備1

暖かくなってようやくわが家のカエルさんたちも
動き出した、ここ数日よく姿を見かける。
東京にいたころは、ヒキガエルなんてグロテスクで
出会えばゴキブリと同じ反応しかできなかった。
わが家のカエルは祖父のころから代々住み着いている。
越してきてしばらくすると、出会っても過剰反応しなくなった、
何年かすると、特徴のある子は判別できるようになり、
春にその姿を見ると、無事に冬を越せたんだ、と
安堵するようになった。
昨年路地から出た道路でそのうちの1匹が車に轢かれてしまった時、
自分でもびっくりしたことに、悲しかった。
夜の路地で危うく踏みそうになるとさすがに「ぎゃっ!」と
思うけれど、軍手をしていれば触ることは平気だし、
彼らのためにもできるだけ殺虫剤や除草剤は使わないように
している。
カエル1


あんなに嫌だったものが、その存在に馴れてくると
平気になるし、何やら情のようなものも沸いてくる。
子供たちの周りに生き物が生活するということの
重要さが頭だけでなく、実感できる。
カエルなんて、コンクリが敷き詰められたマンションの
周りには生活していない、身近で接し続けなければ
カエルという生き物はグロテスクな嫌悪すべき存在でしかない。
ハトやカラスをさえ、生活の邪魔だから追い払おうと
するなら、後には何が残るのだろう。
人間以外誰もまわりにいない世界・・沈黙の春


子犬が無事生後1週間を迎えたとのこと。
こちらも準備を始めなくては、ということで
今のところ・・・

・2晩お腹に巻いて寝たバスタオルをブリーダーさんに送った
   匂いで私を覚えてもらおうという魂胆

子犬用タオル
   
・庭を片付けて芝を敷いた
   レディがいなくなって昨年は整備する気になれず
   荒れるに任せていたが、子犬のために頑張った
   今日芝が届いたので1日がかりの作業
雑草がはびこっていた庭
2012春の庭1

何日もかけて土を均した
庭1
通販で買った芝、なんだか枯れてるみたい・・
やはり面倒でも自分の眼で確かめて購入したほうがよかった?
芝生

   
・ただ今社会化のために協力してもらえるヒトを
 捕まえる!のに躍起になっている
 ワンのご飯関係のお店2件、親戚で犬好きなお家確保中
 子犬と遊んでくれそうな大人なワンコも探しているところ
  もっともっと探さないと・・・

レディがいなくなってから、ソフトが多分先天性の免疫不全で
体調が崩れ、介護に追われた。
ソフトが逝ってからの1年半、(犬は)メナだけ、という生活の中で
彼女はようやく私の犬になったような気がする。
それまでは、たぶんレディの犬だったんじゃないかと思う。
さて、1頭だけでの生活にもようやく慣れたメナが
子犬が来た時にどんな反応をするか、楽しみでもあり
ちょっとドキドキでもある。
今までは子犬だろうと子猫だろうと、大人の犬だろうと
全てウェルカムで受け入れてくれたメナ。
今度の子は念のため男の子にしたのだが、どうだろう?
poo18.jpg

  1. 2012/04/19(木) 01:09:04|
  2. 子育て日記
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「噛む」その2

「犬たちの礼節ある社会生活」(エリザベス・M・トーマス)を読んだ。
「犬たちの隠された生活」で有名な作家で
 私も話題になった時に確かに読んだはずなのに
 内容を全く覚えていない・・・
 確か犬をたくさん飼って、ヒトがあまり介入しないで
 その群れを観察したんじゃなかったっけ。
 元から数字や人名に弱くて、それに記憶力の低下も拍車を
 かけているので、感銘を受けた本以外はきれいさっぱり
 記憶から抜けてしまう。 ということは私の中では
 すごいな、とは思いながら心に響くものがなかったのかと思う。
 今回の「犬たちの礼節ある・・」は、題名はベストセラーに
 似せているが、内容は愛犬家の愛犬物語だ。
 科学的な新たな発見とか、最新情報などはなかった。
 それなのに1晩徹夜で読み終えてしまった。
 同じ愛犬家愛猫家として「うんうん、そうなのよね」と
 共感すること多し、といったところ。
 今晩は「犬から見た世界」(アレクサンドラ・ホロウィッツ)を
 ベッドに持っていこう。
 テンプル・グランディンの「動物感覚」は、保存用のもう一冊が
 届いたので、これで心配なくお風呂にも持って入れる、
 でももう少し寝かせておいて 時間をあけてまた読み直すつもり。
 若者が3回読んで消化する内容を、私の場合はたぶん5回以上読まなくては
 消化できない、でもそれだけの価値がある本はなかなかないので
 何度でも読み返すことになりそう。

衝動でこんなに買い込んで、やらなきゃいけないことは
いっぱいあるはずなのに・・・
本1


ところで、先日の「咬む」ということについての続き。

咬まれたことがない、といのが自慢だったけど、
1年前近所の犬にいきなり咬まれてしまい、
もう自慢できなくなった。
朝ゴミ出しの帰り、ぼうっとして歩いていたら
閉め忘れた門からいきなり飛び出てきて腿を咬まれてしまったんだった。
過去にも何回かご近所を咬んだことがあると噂があった子で、
門の前も自分の敷地内と考えて防衛したのか、
はたまた門が開いてて出てきたら、
出会いがしらに見知らぬ人間がいてびっくりして咬んだのか、
いずれにしてもせっかくの機会だったのに
あまりに無防備だったので、咬まれる瞬間を
ちゃんと観察できなかったのがとても悔しい。
ガブっと咬んだ後すぐ離して逃げていった(慌てた飼い主が
大声で叱ったのもあった)のと、牙が入ってちょっと血が出ていたので
強すぎる警告という感じだったのか。
本気の攻撃だったらスプリンガースパニエル系の中型犬だったので
かなりのダメージだったはず。
口の使い方が下手な子なのか(勿論精神的にも不安定だろうけど)
と思う。

「咬む」ということの私なりの基準はかなり甘くて、

①甘噛みの強いものは咬まれたとはカウントしない

②一緒に遊んでいて間違って歯が当たってしまった(まったく悪気がない)
 のはどんなに血が出ようと咬まれたとはカウントしない
③食べ物をあげるとき、焦って指ごと強く咬んでしまうのは
 咬まれたとはカウントしない
   *猫の場合も同じ 
これらは私には「咬む」ではなくて「噛む」というわけだ。
(調べたら同意語としている辞典もあったけど)
ところが、咬む犬のご相談の中の半分近くは上のどれかだったりする。
皮膚が薄くて痛みに敏感な飼い主さんにとっては
笑って済ませられない問題行動なのだ。
毎回言うことだけれど「問題行動」は、他人、他の動物の命が
危険にさらされるようなもの以外は、
飼い主さんが問題だと思うかどうかで決まるといってもいい。
飛びつきやハイパーすぎる行動が、もうどうしてもイヤ!
家族がノイローゼになってしまう、という方には
深刻な問題だが、飛びつかれて嬉しい、元気で陽気な
犬が家族を明るくしてくれる、と歓迎するヒトにとっては
なんの問題行動でもない、単なる犬の個性だ。
(私も実をいえば、飛びついてくるような人懐こい子は嫌いではない)
だから、飼い主さんが悩まれているなら
 その「問題行動」をなくすような方法をお手伝いする。
例えば③の口あたりがきつい子;
・食べ物をあげるときはいったん落ち着かせてから
 手のひらを広げてその上に乗せてあげる
  →ヒトの手を咬もうなどと露ほども考えていない子は
   手のひらごと咬んだりしないのでこれでとりあえず
   咬まれなくなる
 ⇒でも、実は私が自分で取る方法はまったく別。
  *指でおやつをつまんで与え続ける
  *その時逆に指を口の中に押し込むようにおやつをあげる
   (・・・頭が少し後ろに下がるくらい押す感覚で)
 こういうケースで前提となるのは、その犬が咬むつもりがないこと、
 そういう子はヒトと口を使ったコミュニケーションを普段から
 あまりしていない;
 おやつをあげる時にヒトのほうが無意識に怖がって
 口に入れる瞬間手を引いてしまっている、犬は
 慌てて咥えようとする、という経験をしている。
 「怖いから手を引く⇒慌てて咥えようとする」
 ⇒どんどん口当たりがきつくなってしまうという悪循環に;
 という背景が考えられる。
 そういう犬は、しっかりと口の中におやつを押し込むように
 すると、まず咬まない。
 それでも前歯が当たってしまい痛いことがあるので
 他人には勧めていない。
 今まで「口がきついから指に気を付けて」といわれて
 この方法で血がでるほど咬まれたことがない。
 本来ヒトが好きな子たちなので、指先が口の中にしっかり入り込むと
 逆に傷つけないように気をつかってくれるし、
 そんな些細なことで他のひとより信用してもらえるようにもなる。
 まだそれほど親密でなくてちょっと不安、という場合は、
 前歯にしっかり指を当てて おやつだけ口の中に押し込んであげるという、
 より安全なバージョンもあり。
 そういうやりとりをして信頼関係ができてから
 たまに強く当たった時に「痛いなぁ、もう!」と怒ってみせるという
 方法も混ぜることがある。
 まだ互いに知り合わないうちからこの方法をとると、
 例えばメナのような繊細な犬だったら、もうその人から
 おやつはもらわなくなってしまう可能性がある、
 指の痛さよりそっちのほうが私的には怖い。

abeyuki4.jpg

  
甘噛みや日常に口を使うコミュニケーションについては
また次の機会に;

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  1. 2012/04/17(火) 23:56:51|
  2. 咬みについて
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ドッグラン

昨日の続き、ドッグランについて;
以前行ったドッグランでの体験。
私は都会にあるドッグランはとてもリスクが高いので
普段は、利用しない。
でもメナの色々な反応を見たいと思っていた時で、
平日の空いているランに行ってみた。
大型犬用ランにいたのはたまたま小型犬が数頭、
みんな結構落ち着いていて、飼い主と遊んだり
気の合う犬同士で走り回っていた。
そこにダルメシアンを連れた男性が来たのだが、
見た瞬間「危ないかも?」と思った。
尾は高く上がっているが、ピンと一直線で張りつめている、
リラックスしているようには見えない。
メナはと見ると、、その犬が入って来たら、
ベンチの後ろに隠れてしまったので、促して外に退避した。
飼い主を探すと、なんと犬をランに放すと
柵の外に出てたばこを吸っている!
近くにいた小型犬の点検を入念にするダルメシアンから
その子が逃げ出すと、後を追いかけて走りだした。
一見追いかけっこをしているように見えるが、
小型犬の顔はひきつっているし、
ダルメシアンが興奮して一方的に追い回している。
遊びのシグナルも一切出していないし、
もし何かの拍子に狩りのスイッチが入ったら・・・
このような光景は過去に何度も色々なドッグランで
見てきたし、飼い主さんがおしゃべりに夢中で
自分の犬を見ていないことも多い。

都会のドッグランをあまり勧めないのは、
上記のようにどんな犬や飼い主が入ってくるかわからない以外にも、
複数の犬が自由に散策するには狭すぎること、
そしてほとんどが平坦で築山も林も小川もない空虚な空間であること。
・・・見知らぬ犬同士がストレスなく互いの距離を保ちながら
交流するかスルーするかを決めるには
ヒトが思っている以上に広さが必要だと思う。
さらに、ただ平坦で何も遮るもののない空間では、
犬の探究心を満足させるものが何もないので
興味は他の犬に向かうしかない。
都会では犬のために広大なスペースを採れないなら
せめてもう少し自然を模した設計を工夫してはどうだろう。
利用者も、ランは早朝やすいている時間帯をみて
利用する;自分の犬だけでなく、他の犬の行動や
サインをよく見て、自分の相棒は自分で守る;
せっかく来たのだから、と長居しない;
など上手に使おう。

例えば昨日の画像で、しっぽだけ見ても気が付くことがある。
追いかけられているメナは「ちょっと不安?」
口角も後ろにひきつり気味。
追いかけているネムはしっぽどころか
体中がリラックスしている、口元も。
nemu2.jpg

2枚目では追いかける側にまわったメナ、
安心して楽しい気分が尻尾にも動きにも出ている。
追いかけられているネムの尾も楽しげ。
自信があり、遊びだと理解している。
nemu3.jpg

3枚目のネムの顔に「この子ちょっと鬱陶しいナ」という
表情が見える気がしませんか?
nemu4.jpg

ネムは30キロを超えるミックスの男の子、
こんなふうにとても性格のいい子だった。
消息が不明なのがきがかり、幸せでいてくれるといいのだけれど。


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  1. 2012/04/16(月) 02:06:50|
  2. オフリード
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咬傷事件

数日前、公園でオフリードにしていた
ドーベルマンがヒトを咬んで
飼い主逮捕、というニュースがあった。
事故後の対応に問題があって逮捕にまで
及んだ模様~治療費などの賠償を拒否、
そして否認など~だが、
過去に公園側からも再三オフリードを注意されて
いたというので、たぶん実際に放していたのだろう。

私は、本音をいえばオフリード、というより
「放し飼い」がほとんどの問題行動を治す、
あるいは解決するのではないかと思っている。
勿論、現代では法に触れることになるので
実践を勧めているわけではない。
ただ、少しでも放し飼いに近い状態を
飼い主さんに体験していただきたくて
教室内で「オフリードでのレッスン」を
できる限り積極的に取り入れてきた。
オフリードでの呼び戻しでは、
いくら大きな声で呼んだって犬はこないことが多い。
何故か、例えばある犬の場合は、飼い主は好きだけど
大きな声が苦手だからだったりする。
ではどうしたら来てくれるのか、
それを飼い主さんと考えながら進めていく
・・・犬それぞれ違うので、これ一つでも
さまざまなことがわかってくる。
前述の大きな声で「カム!!」と言われても
来ない、でも飼い主は好き、な子は
小さい優しい声で「…カム」と言ってもらったら
飛んできた!
図体の大きな利口な犬だったけど、じつは繊細で
大きな声でのキューに威圧感を感じてしまって
いたらしい。
こんな簡単な原因だけではないことが多い、
乱暴な言い方を許してもらえば、
だいたいは「犬から見た飼い主の魅力が足りない」ことが原因だ。

D.I.N.G.O.で学んだことの一つ、
飼い主は犬にとって魅力的な存在でなければならない"
それはおやつではない、もっと総合的なもの、
・犬の予想を裏切ったサプライズ(勿論嬉しい・楽しいほうの)
 を提供する存在であり続けること
 =「この人に注意してないと、いつどんな楽しいことが
  起きるかわかんないからネ」;
・犬のその時その瞬間の欲求を把握し
 可能なら与えてやることができる(それが報酬になる)、
 可能でない場合もそれを理解していることを犬に伝えることができる;
・情緒が安定していて、裏切らない=信頼できる
・もちろん心地よい環境を提供してくれる大事なスポンサーであること
  =落ち着ける空間、寝心地のいいベッド、美味しい食事etc

話がそれたけれど、現代の「オフリード」と放し飼いは
内容がまったく違うと私は思っている。
放し飼いとは、もう最初から自由、ただし行動の責任は
犬が自分で負う(または飼い主が賠償責任を)。
事故にあって命を落とすかもしれないし、
ヒトや家畜を咬んで薬殺処分されるかもしれない。
利口でヒトに馴れた、自分で考えることができる
犬だけが残ることになる(これが「建設的な淘汰圧」の一つ)。
都会でのオフリードの危険は、
その犬が「利口で穏やかな、自分で考えて行動できるような犬」に
育てられていないのに、一時的に自由にされてしまう
ケースが多いということ、そして飼い主の勘違いにある。

普段、自由にされて自分で行動することに馴れていない犬、
ストレスに健全に対処することを経験させてもらっていない犬、
そして普段は大人しくても(単一形質繁殖などの影響で)
捕食本能にいきなりスイッチが入りやすくなっている犬、
そういった個体がオフリードになった時、
何が引き金となって事故につながるかわからない。
そして飼い主の勘違い・・・
命令に忠実だから、競技会で優勝するような犬だから、
「フレンドリー」だから・・・
よくドッグランに見かけるのが「ウチの犬は大丈夫、
フレンドリーだから」という飼い主さん。
以前メナと行ってみたドッグランで
その典型的なケースを目撃した。
・・・長くなるので、続きは明日に
(ブログをよく見てくれる知人に、長い!と言われるので(^_^;))

以前掲載した画像;
誰もいないランで、本当に社会化ができた犬同士なら
楽しく遊ぶこともできるけど
nemu2.jpg
遊びの役割交替がスムースに行われ
nemu3.jpg
すぐに自らクールダウンすることができる
nemu4.jpg

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  1. 2012/04/14(土) 18:53:57|
  2. オフリード
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パル

木曜日、池上にあるお寺内のペット霊堂で
パルを見送った。
個別立会い葬でお願いしたので
火葬の間待ち、骨を拾って骨壺に入れる。

亡くなったペットの扱いで
以前、譲渡した犬の死後の処置が話題になったことがある。
その方は、役所のゴミ収集に依頼したのだが、
それはあんまりだ、という話が持ち上がったのだ。
私は、そういったことはどうでもいい、と思うほうで、
ペットの生を全うさせてあげられたなら、
その後のことはその家庭、個人の考え、習慣に
従ってかまわない。
だって亡骸にはもはや魂は残っていないと思っているから。
ただわが家の習慣として、亡骸は火葬にし、
お骨は持ち帰ってしばらくしたら庭に埋める、
という形をとる、それだけのこと。

パル骨壺

それより辛かったのは、パルに泣いてあげることが
できなかった自分だ。
それは多分、他の子のように、お互いの心
(動物に心はあるか、私はあると思うのだが)の中にまで
入り込んでいなかったからかもしれない。

パルを拾った時、ヒトにも他の猫にも
懐かない子だったが、せめて今の知識くらいあれば
もう少しやり方があったように思える。
当時は「まぁ好きにしていいよ、ご飯と世話は
ちゃんとしてあげるから」くらいにしか思わなかった。

猫でも犬でも、大事な時期に人との接触がないまま
育つと、脳の中のヒトへの社会化の回路は
閉ざされてしまう、使われない部分は
発達せず閉じてしまうのだという。
咬むようになった犬でも、子犬の時期に
ヒトとの接触が正常にあった子は、
根底にヒトと仲良くしたいという気持ちが
残っていることが多い、
からまってしまった糸を解きほぐすのに
時間がかかっても、希望はある。
難しいのはそういった回路が
未発達なまま消えてしまっている動物だ。
そういった子にとって、ヒトとの関係作りは
難しいし、それに何の魅力も感じていない。
今までも、生まれてから○週間、ヒトや他の動物との
接触を完全に絶つとどうなるか、といった
たくさんの残酷ともいえる実験がされてきたが
その結果は悲惨なものだった。
そういった実験がこれからも行われるとしたら、
どうかその後のケアをも「実験」してほしいと思う。
そんな状態になってしまった個体が
どういう接触方法で改善されたかが解明されれば、
処分される動物が減ることにつながるだろう。
パルが子猫の時、もしも四六時中懐にいれて
無理にでも密着して育てていたら、どうだったろうと思う。
研究が進んで、遅れた社会化を取り戻す方法が
いつか解明されることを願う。
パル子猫時4
  1. 2012/04/13(金) 04:15:21|
  2. 猫について
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生と死

11日水曜日早朝、待ち望んでいたフラットの子犬が
無事生まれたとの知らせがあった。
多分子犬から育てる最後の犬になる子。
1年前から待っていた犬が生まれた。

深夜0時すぎ、パルが逝った。
夕方からずっとかたわらでつきそった。
呼吸が止まってからも、
胸に耳をつけてみると
心臓がドクンドクンと打っていた。
頑張ったね、お疲れ様、また会おう。
パル最期1
  1. 2012/04/12(木) 01:00:23|
  2. 老いたペット
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老いたペットについて

パルはまだ頑張っている、
日曜日に病院でウンチとオシッコを
人為的に出してもらってから
ほとんどトイレをしていない。
ご飯もほんの数回、口元に持っていって
嫌々一口だけ食べた。
オシッコが出ないのは尿毒症になる
可能性が高くなる、病院に連れていって
出してもらったほうがいいのか・・・
でも、日曜日、尿道に管を入れた時
すごく痛がって叫んでいたのを思うと、
どこまでするのがいいのかわからなくなる。

パル若いころ1

今までグレタ(15)・プーニャン(15)・
茶々丸(20)・ブリィ(15)・レディ(12)・ソフト(2)
と見送ってきた。

こんな子猫もいつか・・
茶々丸子猫
歳をとる
茶々丸老いて

最愛のグレニャンの時、いたずらに延命治療をし続けて
美しかった猫が骨と皮だけになって亡くなった後、
とても後悔した。
痩せ細ったグレタは横になったままそれでも
美しい金色の瞳で、変わらぬ愛情に満ちた視線を
私に向けてくれた。
その時、毎日朝から夕方までの長時間の点滴は
私のエゴだったのかも、と思ったのだ。
そして、老いたペットには、自分でご飯が食べられなくなったら、
延命治療はしないで見送ろうと決めた。
茶々丸もプーニャンも、食べなくなってから2日以内に
腕に抱かれて亡くなった。
パルは今まで一度も粗相をしたことがない
(トイレからちょっと外してしまうのは我が家では失敗とは
カウントしない)
そのパルが、さっき、とうとう寝たままでオシッコをした。
母親が子猫にするように下腹部をそうっとマッサージした後
お尻の下にシーツを敷いて、「このまましてもいいんだよ」と
声をかけた、その後すぐにシーツにしたのでびっくり。
トイレ潔癖症の猫が寝たままお漏らしするなんて
嫌だったろうなぁ、と可哀想になる。
そっとしておいてほしいタイプの子なので
4時間置きの湯たんぽのお湯とりかえと
床ずれ予防のための寝返り・軽いマッサージ・
スプーンでの給水(はちみつのお湯割りやスープ類)
くらいしかやってあげることが思いつかない。

ペットを看取るということは、
誰もが嫌でも死について考えることになる。
人生半ばを過ぎた者にとっては
自分のことと引き合わせて、
幼い者にとっても
何の意味も持たなかった漢字の「死」が
目の前の現実としてつきつけられる。
死はあまりに重いテーマかもしれない、
それでも生きること、自他の命について
子供なりに考えることは、無駄ではないと思う。
ペットを子供の情操教育のために飼う、
という考えは理解できる
(あまりお勧めはしないけど・・母親本人が
どうしても飼いたいと思えなければやめておいたほうがいい)
でも、子供の情操教育のために
愛犬に子供を産ませて誕生の神秘を見せたい、
というのはどうかやめてほしい。
・ただでさえ不要な犬は溢れているのだ
・ブリーディングは深い専門知識が必要。プロに任せよう

子犬を産ませる時間があるなら、老犬老猫を引き取り、
家族で最期を看取るボランティアをしてはどうだろう?
何故そんなことをするの?と子供に聞かれたら
他の人間が動物にした仕打ちを、同じ人間として贖うのだ、と
答える、そんな会話や、世話をする母親の背中を見て
子供は利他的行動について考える人間に育つだろう。

若々しい柔らかい腕の中で
老いた犬1

テーマ:猫のいる生活 - ジャンル:ペット

  1. 2012/04/10(火) 21:52:30|
  2. 老いたペット
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犬とヒトとの歴史  浪漫

パルは、もう引き返せない道程に
向かおうとしているようだ。
食事を無理強いするのは止めて、
暖かくしてそっと見つめるだけ。
レディの時とは違い、パルは
心の準備をするだけの時間を
くれた、落ち着いて見送る覚悟はできている。
パル子猫時


レディが亡くなった後、私は
自分で気が付かないうちに
俗にいうペットロスになっていたらしい。
1年以上も続いたのかも・・
毎日朝から晩まで一緒にいて
身体の大きな相棒だった存在の喪失は、
どんな人間にも打撃になるものだ。
よく言われる「何故神様は犬の(猫の)
寿命をこんなに短く創られたのだろう?」
という嘆き。 きっと人間と犬とが
これほどのパートナーになるとは
お考えになっていなかったのさ、というのが
応酬だった。

犬が人とこんな関係を持つようになったのは
1万年~1万5千年くらい前、というのが今の所
定説になっている。
住居跡からの化石、DNAに見るオオカミと犬の類似点
など、確かなところはそのくらい前にはもう
犬は人間と一緒にいた、ということ。


ところが、テンプル・グランディンの動物感覚の最後に
面白い仮説が登場してくる。
10万年以上前に、すでに犬はオオカミから分離して
いた(これは既に公式な研究結果として公表されている)。
人間とはそのころ出会い、まだ直立猿人から
進化したばかりのホモサピエンスと犬は
今以上に対等な関係で共生を始めたのではないか、
というもの。
さらに、ヒトは犬の複雑な社会構造、友情、縄張り意識、集団行動
などを犬から学んだのでは?(霊長類にはみられないもの)
という。
そこで思い出したのは、ムツゴロウさんの「犬はどこから
・・・そしてここへ」の一節。
犬と人間の関係は、「共生」から始まったというのだが、
やはり10数億年前にそれは始まったのではないかと言っている、
同じ推理だ。

もう一つ思い出したことがある、
10年近く以前のことになるが、アニマルプラネット?だったか
ケーブルTVで、新進気鋭の動物学者が
唱える新説が紹介されていた。
それは、犬は10億年以上前に、自ら人間と
共生する道を選び、「犬との共生関係」を結んだことで、
ホモサピエンスは同時期に生息していたネアンデルタール人や
他の原人が絶滅していく中生き残ったのだ、というもの。
(他の原人は犬との共生の跡が今の所みられない)
また、頭骨や喉の構造などの違いもあっただろうが、
犬がいたことで、時間的ゆとりを得ることができた
ホモサピエンスは、「言葉」を作り出し、
コミュニケーション、そして文化の飛躍を遂げることができた、
という説だった。
つまり、「犬が今の人類を創った」という
・・・・当時ちょっとは話題になったけれど、
所詮はあざとい変わり者の珍説というとらえられ方しか
されなかったようだ。
私も、ロマンがあっていいなぁ、という程度の感想。
それが今、消え去らずにこうして
残っている、それどころかいつの日か
証明されるかもしれないなんて、ドキドキする。

45.jpg

犬を巡る研究は日々進んでいて、昨日までは思いも
つかなかったようなことが判明している
(または判明したと思われている)。
もしかしたら、犬とヒトとの歴史も早晩
大きく書き換えられるかも・・・ロマンだ。

*犬との関係がもしもそれほど長いものだとしたら
 疑問がひとつ・・・なぜいまだにこうも多産なのだろう?
 犬の誕生早期では、ヒトと生きることで
 食糧の確保や縄張りなどの心配がなくなり、
 年1回の発情から2回に、そしてたくさん産んで
 繁栄する、という本能が働いたかもしれないけれど、
 これだけ長い歴史の中で、無駄に多く生むという
 システムは、そろそろ改善されてもいいころだろう。
 霊長類のように1~2頭を生んで、丁寧に育てる、
 というように進化しないのはなぜ?
 そうすれば毎日「処分」される命も減るかもしれない。
 それとも世界的に見ていまだに犬の大多数を
 占めるビレッジドッグにとっては
 産める時にたくさん産んで、淘汰で生き残った
 強い犬が残る、という自然の法則が生きているのかしら? 
  1. 2012/04/09(月) 22:29:04|
  2. 犬について
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パル

パルの体調がまた悪化した。
原因はわかっている、
金曜日に夕食を2回食べさせてしまったせいだろう。
ソファでついうたた寝してしまったら、
その間に帰宅した家人が気を利かせて
ネコたちに缶詰をあげてくれたのだ。
でも、その日はいつもより少し早めに
もうご飯あげていた・・
わが家ではカリカリを出しっぱなしにしていない、
それで猫たちはごはん時になると
顔を見れば催促するようになってる、
しかも、もうすでに食べたのに
まるで「まだご飯もらってない~」という
アピールをすることがあるので、あげた本人でさえ
「あれ、ご飯まだあげてなかったっけ??」
と錯覚してしまう。

パルは基本食い意地が張っているので
勿論2度目のご飯も完食した、
それから一気に具合が悪くなったらしい。
今日(土曜)は朝からご飯を食べない、
具合が悪そうにじっとしている。
スープだけでもと口に持っていくが
口をつけようとしない。
身体をあたためて、Tタッチしてみる。
まだオシッコは自分でシーツにしにいくが
やはりお腹の具合が悪いようで、1日中
寛いだ姿勢でなく、腹這いでじっとしている。
今(夜中の3時)も煮込んでトロトロにした鶏肉を
口元まで持っていって、ようやくほんの少し食べた。
今夜は徹夜になりそう、
明日朝大嫌いな病院に行こうね。

歳とって弱ってきているペットは
ほんのちょっとしたうっかりが
決定的なダメージにつながることがある、
そのことを肝に銘じた1日だった。
眠い・・・

パルの若いころ
きれいな猫だった
ぱる子猫時1

ヒトに馴れない子猫だったパルを
グレタがよく遊んでくれた
こんな日もあったね
ぱる子猫時2
  1. 2012/04/08(日) 03:46:20|
  2. 老いたペット
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手作り食

久しぶりに寿司、回転するほうだけど
最近の回転寿司は侮れない、すごく
美味しくていつも混んでいる店。
たまに食べたくなるのよね、お寿司って。

わが家の食事志向はどちらかというと肉派の私と魚介類派の家人、
そしてなんでもOK~のメナ、グルメな猫に分かれている。
猫の食事は缶詰中心+夜食は犬の肉のおすそ分け+おやつでたまにカリカリ;
犬は生食中心+色々なおやつ をあげている。
勿論子犬子猫は生食の離乳食だが、
kapone19.jpg
kapone27.jpg

大人の猫の手作り食は、どうしても野菜類を食べさせることが
できなくて挫折、猫が好きな缶詰になってしまった。

けれどこのところメナの食事はバーフを下敷きにした
生食ではなく、火をとおした手作り食に変わっている。
原因は、パル。
パルの食事は今、朝晩の老猫用缶詰+茹でた肉とスープを数回
小皿で与えている。
元気なころは生肉生魚を喜んで食べていたパルだが、
体調の衰えと共に食欲が一時失せてしまい、
試行錯誤の末そういう食事に落ち着いた。
必然、メナも同じ鍋の食事を食べてもらうことに。

作り方はいたっておおまか、だしは日高昆布と干しシイタケ、
家にある野菜を大なべに入れて、肉をブロックのまま
投入、煮立たせないように弱火でことこと煮込むだけ。
食事

生食のほうがよほど手間がかかる、
毎回生野菜をプロセッサーにかけて、生肉、我が家では牛乳や
納豆・ヨーグルト・卵など混ぜて与える、
費用も手間もすごくかかっているのに、
猫たちには断然茹でたほうが評判がいいのは納得いかない・・
犬は骨つき鶏肉を齧るのがどの子も大好きだったし
猫も中骨(一番細い骨部分)は好きだが
お坊ちゃまのび太は手で持ってあげないと
食べなかったりした。
預かり犬がいる時は、万一丸のみしてはいけないのと
コミュニケーションのために骨つき肉は
必ず手で持ってあげていたので
お給仕も大変だった。
dscf51001.jpg

その点茹でた食事は大なべにいっぱい作り置きしておけば
毎回冷蔵庫から出して火を入れればいいだけ、
しかも全員が喜んで食べてくれるし給仕の手間は
いらない。 
あんなにBARF勉強したのに、本村伸子さんの本やら
何冊も読んだのに、なんなの、一体?と思う。

茹でた食事が猫たちに好評なのは、
一つには「匂い」があるのではないだろうか。
茹でた肉やだしの出たスープは
生肉より匂いが強い、猫は匂いで食べると言われる
動物、だから風邪をひいただけで鼻が利かなくなり
食欲が失せて体力低下→死 の危険がでてくるくらいだ。
そしてもう一つ、単なる推測だけれど、
ひと肌に温めた茹でた食事は、本来ネコの祖先が
食べてきた獲物と同じ温かさなので
食欲をそそるのではないだろうか。
生食では肉はどうしても冷蔵しているので
舌触りは冷たい=食べ物として認識しない;
でも、ではカリカリ(フード)が大好きなのは
何故? これも匂いが関連しているはず、
かなりガッツリ食欲をそそる匂いづけがしてあるのでは?

なんにしても食欲があるのは健康のバロメーター、
美味しく食べてくれればとりあえずはOK。
食事も大切だけれど、平穏な生活、適度な刺激と適度な
運動、そういったことのほうがもっと大切なのは
いうまでもない。

パル、お食事の後は赤ちゃんのおしり拭きをお湯につけたもので
口まわりや顎、眼のふちなど拭いてあげる
ネコは本来自分の身は自分で清潔に保つ動物だが
歳とった子はそれができなくなってすぐ化膿したりする
お尻ふきはティッシュより肌触りが柔らかい
パル
  1. 2012/04/06(金) 22:53:40|
  2. 食事
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雑種犬考察

三ツ池公園に久しぶりに散歩に行った、
のはいいのだけれど、桜の時期の混雑を
忘れていた。

三ツ池さくら

しかも、3月までは平日無料、4月から500円の
駐車料金がこの時期は特別800円だということも
忘れてた。
もったいないのでできるだけ長くいようと
貧乏根性を出したのはいいが、
メナはどうやら意見が違っていたようで
人ごみを嫌って「早く帰りましょうよ」と言う。

それでも以前に比べるとすごい進歩、
パニックになることなく、
にぎわうヒトの群れの前も通り過ぎることができた。
さすがに一通り歩いて二周目に入ろうとすると
駐車場のほうに引き返したいそぶり、
いつもならメナの意思を尊重するのだが、
「勿体ないから800円分もう少し・・」と
リードを引っ張る、意見が食い違う時は
リードを少し張って歩き出せば
ついてきてくれるのに、今日は
中々動こうとしない。
しばらくケンカしてる恋人たちのように
リードの端と端でお互い固まっていたが、
ようやくメナ、あきらめてトコトコ歩き出してくれた、
と思ったら、なんと私の前に身体を差し入れて立ち止まり、
私の動きを止める、という行動に!
しかもこちらを見上げてじっと訴えてくる。
う~ん、凄い! 我が犬ながら、感動してしまう。
ということでメナに説得されて散歩は切り上げ。
だってこんなふうに頭を使って話しかけてくれる犬に
なってほしかったんだもの、それに
答えなきゃパートナーじゃない。

またまたテンプル・グランディンの「動物感覚」
の話になるが、中に雑種犬の勧めといった箇所がでてくる。
純血種の単一形質繁殖の否定的影響と、
一方での雑種犬にかかる建設的な淘汰圧(113頁)について
語っているが、その影響で、身体的な健康だけでなく
情動的な安定が、より雑種犬に見られるという。
それは闘犬などのような攻撃性を重視といった
単一形質繁殖のみでなく、ラブやゴールデンのように
「恐怖心があまりなく、攻撃性が低く、社会性が高い」
選択をされてきた犬種にも問題が生じ始めているのではと
危惧している・・・つまり、そんな組み合わせは
本来自然では考えられないからだ。

一方でまだ確たる裏付けはないようだが
「身体の一部に白い毛のある動物は好奇心が強くて用心深くない」
とか・・・ただし全身が白いということでなく、濃い色の中に
例えば胸に白い毛が生えているような個体を指している。
「胸に白い小さな斑点のある黒い子犬が
情緒不安定だったら驚きだ」(=そういう個体はたいがい情緒安定している)
など大胆な個人的推測も披露してはばからない。
もうこんな話が各章山盛り、面白くてまた二度目を読み返している。
この2年、メナと向き合って色々漠然と思っていたことと
重なるのが嬉しい、もっともこんなふうに明快に
突き詰めてはいなかったけど。

胸に白い班のある黒い子は預かった中では
テオくらい・・・確かに懐こくて陽気な子だったけど
teo2.jpg

「動物感覚」は6年前に発行されているので
もう犬好きの本好きの間ではとっくに普及している
名作だろうが、もしもまだ読んでいない方がいたら
騙されたと思って是非読んでほしい1冊だ。

そうそう、文中では「アレックスと私」(これも名作だ)の
オウムのアレックスがまだ健在で、テンプルが
このコンビの研究にかなりの期待を寄せているのが
ちょっと悲しかった・・・本著は2005年アメリカで出版されたが
アレックスは2007年に突然死しているのだ。

「アレックスと私」の最後では号泣した(汗)
本アレックスと私

ということで(?)メナの気分がよくわかる
尻尾の変化をご覧ください。

立ち止まってヒトの群れをやり過ごしている時
ちょっと緊張と不安
三ツ池メナ尾2
頑張って歩くゾッていう感じ?
三ツ池メナ尾3
面白いことに、メナにとって家の次に安心な車の前に
来た時に、急に尻尾がへたれに!
振り絞っていた気力が、ようやくたどり着いた安心感と
共に萎えてしまった・・・無理して頑張ってたという証拠だね
三ツ池メナ尾4
そして帰宅
どんどん上がっていく尻尾をお楽しみください(^O^)

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  1. 2012/04/06(金) 05:08:26|
  2. 犬について
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近況

先週の土曜日、強風のさなか
予約しているブリーダーさんの犬が
3頭出場するので
ビッグサイトのジャパンインターナショナルドッグショーを
見に行ってきた。
今回は朝10時過ぎから2時間、フラットコーテッドの
ショーだけを見て風に煽られながら帰宅。
たまたま会場でばったりお会いした
FCRSJの先輩も愛犬を出していらして、
10歳を超えるその犬が、エクセレントを採ったのには
喝采した。
喧騒の中でも興奮や不安にならず、
ショーを楽しんでいるようにさえ見えた。

翌日曜日はみなとみらいで、
横浜市地域猫連絡会勉強会のお手伝い。
40人くらいの人が集まり、
色々なお話しが聞けたが、
こういった地域猫の集まりの何よりの収穫は
お互いの名刺交換・・・ネットワーク作りかもしれない。
猫のプロのような方や、色々な職業の方も
いらしていた。
横浜市動物愛護センターの泉所長も出席されていた。

地域猫セミナー2012.4

そういえば、センターにいたシェルティの老犬
団体譲渡予定になった!
すっかり顔なじみになっていて、
余生を心配していたのでとてもうれしい。
・・・そう、ついそういった子の心配をしてしまうのだけど、
先日センターで、気になっているミックスの子
(脱走壁があるためボラ入室禁止の札がついている)
のことを「可哀想に」と言ってしまったら、
職員の一人に「ちゃんと世話していますから
ご心配いただかなくて結構です」と言われてしまった。
そうなのよね、保護活動していた時も
よく見学の方がセンター同行を希望されて、
処分待ちの犬たちを見て「可哀想」と
泣いたりされたものだ。
そのたびに「泣きたいのはこっちだわ」と思ったっけ。
でもねぇ、そんなこと絶対に相手に言えなかった。
収容施設に来るということは相当の思いで
いらしてくださっているのだもの、
その熱意や行動力は尊重し歓迎しなくてはと
思いなおしたものだ。
間違っても「泣いていただかなくて結構です」
なんて言えなかった。
一人でも支援してくれるひとがほしいのが
民間ボラ、見学者を味方につけられなくては
なりたっていかない。
その辺が民間と公務員の違いなのかしら・・なんて。
団体譲渡はとても順調のようで、
猫舎もかなりの数が団体譲渡で次のステップへと
旅立っていった。
正直言って、きちんとした団体に引き出して
もらえることは、犬猫にとってラッキーだと思う。
センターでの譲渡基準ももちろん整備されているけれど、
まともな団体の譲渡基準はさらに厳正だし
自宅までチェックに行く。
そしてもっと良いことは、譲渡までの間
預かり先の家庭で過ごせるという点。
どうぞシェルティの預かり先が
素敵な家庭でありますように、そして
新しい家族に巡り合えますように
・・・おせっかいでしかないが、やっぱり心配してしまう。


シェルティは思い入れのある犬種の一つ
レディの前の犬ブリィが素敵なシェルティだったから。
ホント、何も知らないお馬鹿な飼い主だった。ごめんね、ブリィ

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  1. 2012/04/05(木) 18:44:45|
  2. 地域猫活動
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「噛む」~その1

相変わらず「動物感覚」に嵌っている毎日。
多分一生のバイブルになりそう、5~6回
読み返さないと消化できないだろうけれど。
遂にアマゾンで「動物感覚」の二冊目買いしてしまった。
教材として複数購入する本はあるが、
純粋に大好きなあまり、保存用と普段読み用に
複数冊買ったのはほんの数件、30年近く前の
コンラートローレンツの古典「ヒト、犬に会う」
以来かも。リアル書店を応援したいと思いながら、
先日来アマゾンでの本漁りがとまらない。
2冊目の「動物感覚」以外に
"犬から見た世界?その目で耳で鼻で感じていること"
   ホロウィッツ,アレクサンドラ;
"理想の犬(スーパードッグ)の育て方 (文春文庫)"
   コレン,スタンレー;
"犬たちの礼節ある社会生活"
トーマス,エリザベス・マーシャル;   を注文してしまった。

更に自閉症連続体という言葉から、前に読んだ
竹内久美子さんの面白本を探し、
"アタマはスローな方がいい!??遺伝子が解く! (文春文庫)"
"女は男の指を見る (新潮新書)"
"遺伝子が解く!愛と性の「なぜ」 (文春文庫)"
"「私が、答えます」?動物行動学でギモン解決!"
まで注文、一体何をしてるんだ、私は。


先日、海外でヒトを襲い、咬みつき暴れる馬の映像が
放送されていたが、「あぁ、可哀想に(馬が)・・
よほどひどいことをされたんだワ」と思っていた。
テンプル・グランディンは馬にかなりの
思い入れがあるようで、人間によって
スポイルされた馬の実例を多く挙げていたが、
被食動物のほうが、そういった残酷な仕打ちに
よるダメージが強い、もうすっかり
その動物をダメにしてしまう、
完全には直すことはできない、と嘆いている。

犬も同じ、ただ、犬は他の動物より柔軟性が
あるように思う。
一度咬むことを覚えた犬は、確かに
一度も咬んだことのない犬より
慎重に扱わなければならない。
一生を通じて、ある程度の管理、注意が
必要ではあるが、それでも、
ヒトとの関係を構築しなおすことで
二度と咬むことのないまま穏やかに
暮らすことは可能だ。

以前相談を受けたケース。
純血種で1歳にならないくらいの男の子だが、
引っ張りと「咬む」ということで
悩んでのご相談。
会ってみると、確かに興奮してくると
手を咬む、血が出るほどではないが、
遊びの甘咬みにしてはちょっと強い。
表情や身体からは、「遊び」も見えるが
「興奮」と「不安」「ストレス」が
より表れている。
推察でしかないが、子犬時の正常な
甘噛みを上手に対処しきれなかった時、
そして興奮しやすい犬を叱りすぎ?た時に
よく見られるようだ。
今はまだ、犬は本気ではない、でも
混乱していて、迷っている。
これ以上ストレスがたまるようなら
いつか強く咬む日が来るかもしれない。
色々お話しをしたけれど、
まずは短期間で直そうとしないでほしい、
こうなるまでにかかった時間と
同じくらいはかけてほしいとお願いした。
今がとても大切な時期で、今関係を見直して
あげないと、後あと苦労することになる。


「5分で直す」方法はあるかもしれない、
でもそれは「5分でとりあえず当面は咬まなくする」
方法でしかないと思う。
例えば多少は穏便な方法として、
咬んだ瞬間に大声を出す、空き缶に石を入れて
(わざと)咬ませた瞬間投げて嫌な音を出す;
過激な方法なら、咬んだ瞬間、徹底的に
抵抗する気力をなくすまで叩きのめす!
マズルを掴んで組み伏せのしかかる;
・・・残酷な方法ならいくらでも思いつく。
・・・で、当面その暴力をふるった人間には
咬まなくなる・・・そして不満と憎悪、恐怖を
心に持った、潜在的に危険な動物ができあがるというわけだ。

何故咬むのか、原因を探るより対処方法を探すことが
先決だ、という考えが以前あった。
動物行動学的な見方と言える、
確かに物言えぬ動物に原因を訪ねても
真相は不明で推測するしかないかもしれない。
でも、動物にも心があり、感じることができる
としたら、1頭1頭の感受性、そして結果として
表れる表現方法も違うとしたら、
やはり当面の処方をとりながら同時に
原因も探っていくべきかと今は思う。

今のところ私が咬む犬に対して基本としている対処法は
まず「もう二度と咬ませないこと」
これって相当の覚悟と(犬の)空気を読むことが必要。
KYではダメってことね。
耳掃除でも爪切りでもブラッシングでも、
咬む子がちょっとでも嫌そうなそぶりを
見せたら(ウ~ッて言う前のわずかな表情や緊張で
読み取らないと、ウ~ッと言えば怖がって
やめるんだ、と見切られてしまうので注意が必要)
さりげなく止める。
耳はきれいになったけど
相変わらず咬むんじゃ本末転倒。
ブラッシングでも同じで、多少毛が抜けようと
気にしない、爪切りはぎりぎりまで我慢して
獣医さんに(嫌われ役は)お願いしてもいい。
ただ、少しずつ、ホントに少しずつ触る、
段々身体全体を触る、口のまわりを触る、
口の中を触る・・・時にはわいろを使うこともある。
かなり全体を触っても大丈夫な関係になってきたら、
寝ている所をいきなり起こして
まだ寝ぼけている瞬間に口の中に生クリームだとか
クリームチーズだとかを押し込む。
プッシュするとムース状の生クリームが
出てくる容器のものがあり便利、
起き抜けの口の中にワンプッシュ、
生クリームやクリームチーズがいいのは
ねばねばしていて口に入った瞬間に味が
口中に広がるから。
(固形物だと美味しいものを口に入れてくれた、と
理解する前にびっくりして咬んでしまうかもしれないので)
それからことあるごとに手を使って
物を食べさせる・・・これも
犬が誤って指を噛まないように
人間側が上手にコントロールしなければならない。

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「咬む」ということについては
簡単には言い尽くせないので、「また続く」ということに。

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  1. 2012/04/03(火) 02:10:52|
  2. 咬みについて
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